※イメージ写真 @@写禁 ドラマ評論家の成馬零一氏は、震災を題材にしたNHKのドラマは皮肉や絶望もある誠実な作品だとこういう。 * * * この原稿を書いているのは3月11日の夜。2011年に東日本大震災が起きて、4年が経つ。 この時期になると、NHKは震災をモチーフにした単発ドラマを制作している。中でも、最高傑作と言えるのが、13年に発表された一色伸幸・脚本の『ラジオ』だ。 津波で家が流されたショックで引きこもりになった女子高生が、女川(おながわ)さいがいFMというサイマルラジオにかかわることで変化していく姿を描いた屈指の青春ドラマだった。 また、10年に放送された阪神・淡路大震災をモチーフにした『その街のこども』も忘れられない。震災の時に子どもだった男女が、15年後の1月16日の神戸で偶然出会い、夜の神戸を歩くというドラマで、15年という月日を経たが故に描けた傑作だ。本作で監督を務
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