東日本大震災:宮城・女川の七十七銀、12人死亡・不明 高台避難できたのに… 「支店長指示」一転、慰霊祭に反発の遺族も 東日本大震災の津波に襲われ12人が死亡・行方不明となった七十七(しちじゅうしち)銀行女川支店(宮城県女川町)の慰霊祭が31日、仙台市で開かれる。支店の北約200メートルには高台があったが、行方不明となっている支店長の指示で2階建ての支店屋上に避難して被災した。遺族や行方不明者の家族の中には、支店長の判断や銀行側の説明内容に反発、慰霊祭への出席を拒む人もいる。 七十七銀行によると、支店長は震災直後に外出先から戻り午後3時ごろ、支店内にいた行員・スタッフの12人に屋上に避難するよう指示。その後津波が到達し、水位は同35分に屋上の高さを超える15メートルに達した。全員が流され、助かったのは1人だけだった。 銀行側は昨年4月の家族に対する説明会で「結果を見れば判断ミスと言われても仕