SMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所)の東山紀之社長(57)が、新たに立ち上げるエージェント会社の社長就任を取りやめたことが30日、分かった。故ジャニー喜多川氏による性被害者の救済、補償に特化した会社として存続する旧事務所の社長は続ける。年内での芸能活動引退を表明していたが、補償業務の終了後、活動再開する可能性も出てきた。 東山に代わる新会社の社長には、女優のん(30)がエージェント契約しているコンサルティング会社「スピーディ」の代表取締役社長、福田淳氏(58)が就任する方向で固まった。既に所属タレントにも説明がなされている。SMILE―UP.は本紙の取材に「経営体制や社名などの詳細につきましては決まり次第公表する予定でおります」とコメントした。 新会社は11月中に立ち上げられる予定だが、当初の予定とは異なる経営体制での船出となる。今月2日の会見で、新会社を立ち上げ、ここでタレントのエー
杉田水脈衆院議員への訴訟で逆転勝訴の判決言い渡し後、記者の囲み取材に心境を語る伊藤詩織さん(左から2人目)=東京都千代田区で2022年10月20日午後1時52分、幾島健太郎撮影 ツイッターで自身を中傷する投稿に「いいね」を押されて名誉感情を侵害されたとして、ジャーナリストの伊藤詩織さんが、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員に220万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(石井浩裁判長)は20日、賠償責任を否定した1審・東京地裁判決(今年3月)を変更し、杉田議員に55万円の賠償を命じた。 1審判決によると、元TBS記者の男性から2015年4月に性暴力を受けたと訴える伊藤さんに対し、「枕営業の失敗」などとする複数の匿名の投稿がされた。杉田議員は18年6~7月、こうした投稿25件に「いいね」を押した。
陸上自衛隊郡山駐屯地(福島県)に所属していた元1等陸士、五ノ井里奈さん(23)が訓練中の性被害を訴えた問題で、防衛省は29日、複数の男性隊員による性暴力の事実が確認されたと明らかにした。防衛省が五ノ井さんの被害を事実と認めるのは初めて。吉田圭秀・陸上幕僚長は29日の定例記者会見で「これまで長く苦痛を受けられている五ノ井さんに対し、陸上自衛隊を代表して深く謝罪申し上げます」と頭を下げた。防衛省は調査を続けており、詳細を確認して関係者の懲戒処分に踏み切る。 調査では、五ノ井さんの同僚だった複数の女性隊員も被害に遭ったことや、加害側の隊員が五ノ井さんに口止めしていたことも判明した。五ノ井さんの所属部隊で「性的発言や身体接触が日常的に公然と行われていた」と指摘。五ノ井さんの被害として、2020年秋に警衛所で勤務中に複数の隊員から体を触られた▽21年6月に訓練で張ったテント内で、隊員から性的な身体接
新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから2年が過ぎた。初めてのコロナ禍に襲われた2020年の自殺者が男性で前年比減だったのに対し、女性は増加傾向に転じ、非正規労働者を中心に窮乏に直面した女性が多くいたとの指摘もある。長く労働運動に携わり、自身もコロナ下で仕事を失う経験をした文筆家の栗田隆子さん(48)はコロナ下の女性を巡る状況をどう見るのか。そこから浮かぶ「輝く女性」と「貧しい女性」の二分化の危機とは。【椋田佳代/社会部】 何十年も前の法律に縛られる女性たち ――コロナ下で非正規で働く女性の苦境が浮き彫りになりました。 ◆私自身、仕事を失って打撃を受けた一人です。大学院博士課程を中退した02年は就職氷河期まっただ中でした。哲学専攻で修士課程は終えましたが、社会人の「即戦力」として就職できず、ようやく官庁の研修所で派遣の仕事を8カ月の期限付きで見つけました。しかし、新人教育はなく、正社員に
二之湯智国家公安委員長(参院京都選挙区)は10日の衆院予算委員会で、自民党京都府連が国政選挙前に、候補者から集めた金を地方議員に配ったとする文芸春秋の記事内容を認めた。ただ、党勢拡大のためだとして選挙活動用の資金との指摘は否定した。 文芸春秋3月号は、府連が国政選挙のたびに、衆院選や参院選の候補者から金を集め、選挙の活動費として府議や市議に1人当たり50万円を配布したと報じた。 立憲民主党の城井崇氏は「選挙買収になると分かっていて金を配ったと報じられている。これは事実か」とただした。二之湯氏は「府連が国会議員から寄付を受け、府議と市議に再度、政治活動資金として配布しているのは事実だ」と配布は認めたうえで「党勢拡大に使ってくださいという趣旨だ。個々の議員の選挙活動に使ってくださいということではない」と述べ、買収の意図は否定した。
京都府警は11日、マッチングアプリで知り合った女性を「日本アムウェイ」(東京)への会員登録という目的を告げずにエステに連れ出し、登録を勧誘したとして特定商取引法違反の疑いで、地方公務員、森口卓也容疑者(26)=京都市中京区=と自営業、岡田真理容疑者(38)=同市山科区=を逮捕した。 捜査関係者によると、生活用品などの無店舗販売を手掛けるアムウェイへの勧誘を巡り立件するのは全国初とみられる。 逮捕された2人は3月、森口容疑者がアプリで知り合った女性に対し、アムウェイのことは伝えず「エステをしないか」と誘い、施術後に会員登録の勧誘をした疑いが持たれている。化粧品の購入を勧め「アムウェイに登録しないと買えない」などと説明していたという。女性が府警に相談した。
多くの調査報道やベストセラーを発表し、「知の巨人」として知られるジャーナリストで評論家の立花隆(たちばな・たかし、本名・橘隆志=たちばな・たかし)さんが4月30日、急性冠症候群のため亡くなった。80歳。葬儀は故人と遺族の意思により家族葬で行われた。 1940年、長崎市生まれ。両親ともクリスチャンの家庭で育つ。教員だった父が赴任していた中国・北京で敗戦を迎えた。東京大文学部仏文科を卒業した64年、文芸春秋に入社し雑誌記者となるが66年に退社、フリーとなる。67年に東京大文学部哲学科に学士入学した。在学中から雑誌などにルポや評論などを発表。74年には月刊「文芸春秋」に「田中角栄研究 その金脈と人脈」を発表した。…
教(おし)えてくれた人(ひと) グーグルの金谷(かなや)武明(たけあき)さん 遊(あそ)びに、趣味(しゅみ)に、勉強(べんきょう)に――。インターネットは今(いま)や生活(せいかつ)に欠(か)かせないものです。しかし使(つか)い方(かた)を誤(あやま)ると、自分(じぶん)や他人(たにん)を傷(きず)つけてしまうことがあります。どんな点(てん)に注意(ちゅうい)すればよいのでしょうか。【長岡(ながおか)平助(へいすけ)】 国(くに)の役所(やくしょ)である内閣府(ないかくふ)の調査(ちょうさ)によると、小学生(しょうがくせい)の90・5%がネットを利用(りよう)しています(2020年(ねん))。とても身近(みぢか)な分(ぶん)、いつトラブルに巻(ま)き込(こ)まれてもおかしくありません。 「きちんと使(つか)えば、心配(しんぱい)はありません」 教(おし)えてくれたのは、動画共有(どうがきょ
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