前回からの続き。 万博「エキスポ70」、1970年、中学生だった自分は未来都市に夢中になり、何度も足を運んだ。中でも、太陽の塔が大好き。同じ時代を過ごした世代にはそういう人が多い。で、次のような記事を書いた。 www.zero-position.com www.zero-position.com 見慣れたデザインだったが「夜の顔」があるのを知らなかった。昼とは表情が一変する。 太陽の塔 昼の顔 夜の顔 夜、見上げた時、おなかの顔の目が閉じている。もちろん角度と光で、閉じたように、あるいは、薄目を開けたように見えるだけなのだが、 その変化する効果を狙って、目の中に浅いスリット状の横溝が刻まれている。 昼間の開いた目、しかも遠目では、溝に気づかない。 太陽の塔のおなかの顔は、母胎から誕生しようとする「目を閉じた新生児の顔」そして「目を開いた(成長する)子どもの顔」、少なくともふたつ以上の意味が