日本経団連が「豊かな生活の実現に向けた経済政策のあり方」と題する提言を公表しています。「経済政策」といっていますが、内容的には労働社会政策に関わるところが大きいものになっています。 http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2007/051.pdf 基本的な認識は「日本は依然として、国際的にも豊かで、また、経済的な格差も比較的小さい社会である。しかし、先行きを楽観視してばかりもいられない。少子高齢化などによる成長力の低下、就職氷河期に不安定就業化・無業化した若年者の問題など、将来に向けて懸念される課題は多い」というものです。 具体的には、「若・中年者の不安定就業化・無業化の影響」については、 >将来に向けて懸念される第2の問題は、いわゆる就職氷河期に社会に出た若年者が、不安定就業化あるいは無業化していることによる影響である。90 年代後半以降、日