日本を代表するSO(スタンドオフ)の一人として活躍していた君島良夫。3月に所属チームから突然の退部通告を受け、6月からラグビーの強豪国であるオーストラリアに飛び込んだ。30歳にして、大企業を辞め、自費で海外挑戦という異例の経験から彼は何を感じているのだろうか。君島本人の言葉で、シーズンのクライマックスとなった一週間を振り返る。 午前中は近くのジムでウェイトトレーニングをして、夕方からチームミーティング(オーストラリアの強豪クラブ、ランドウィックに所属)。先週の試合のビデオレビューをした後、軽いチーム練習で汗を流して、今日の練習は終了。 オーストラリアのクラブラグビーは、多くがアマチュア選手である。日中は仕事をしていたり、大学に通ってる選手がほとんどだ。仕事や学業の合間に、それぞれ自分でトレーニングをして、夕方のチーム練習に参加する。試合で活躍してプロ契約することを夢見る選手もいれば、仕事の