ニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁は、5日、アメリカの雇用統計が大きく改善したあと講演し、注目されるFRB=連邦準備制度理事会による利上げの時期はことし後半が適切だという考えを示しました。 この発表のあと、FRBの金融政策を決める会合の副委員長を務めるニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁が、訪問先の中西部ミネソタ州で講演を行いました。 ダドリー総裁は「幅広い産業にわたって雇用の改善が確認できた」と述べて評価したうえで、焦点のゼロ金利政策を解除する時期については、「雇用情勢の改善が続き、物価が上昇を続けることへの期待がしっかり維持されれば、ことし後半の利上げが適切だ」と述べました。 アメリカでは、ことしはじめの冬場に景気が落ち込んだため、市場関係者の間では利上げの時期が遅れるのではないかという観測が広がっていました。 しかし、先月下旬にFRBのイエレン議長がことし中の利上げが適切だと発