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ブックマーク / mavo.takekuma.jp (5)

  • 電脳マヴォ:家族喧嘩 家族喧嘩/水野清香

    家族喧嘩 / 水野清香 竹熊は2003年から多摩美術大学で「漫画文化論」を講義していますが、最初の年の課題で、まだ1年生だった水野さんがこの「家族喧嘩」を提出してきました。ペン入れからトーン処理まですべて紙ベースの完全アナログ原稿でした。私は多摩美や精華大で毎年多くの学生作品に接していますが、初めて水野さんの生原稿を見た時、そのまま雑誌に載せてもおかしくない、プロ級の完成度に感動したことを覚えています。「家族喧嘩」は、異質な世界観をわざと混在させることがアイデアの中心ですが、作者の高い作画技術が、ギャグの中でも難易度の高いこのパターンを成功させています。 水野さんは在学中いくつかの漫画編集部に持込をしたそうですが、プロ作家の道は険しく、卒業後、ゲーム会社に就職しました。現在は独立してイラストレーター・おうひと佐也可として仕事をされています。 とても絵の上手な人なので、ぜひ再び漫画を描いてい

    ono_matope
    ono_matope 2017/04/13
    大友克洋自身による少女漫画パロディがあったけど、あれより少女漫画パートがかわいい。お友達は大友克洋世界の住人で、少女漫画世界のあかねはマイノリティなのか。
  • 電脳マヴォ:相澤亮 相澤亮「透明空間」

    相澤亮さんは第一回電脳マヴォ敗者復活新人賞の受賞者の一人で、芸術大学に通う学生でした。受賞作品「僕らの時間」は年を取らない少女に恋をした少年の物語。繊細で瑞々しいタッチは、その後の作品にも共通する彼の作品の魅力です。大学生のモラトリアムを描いた「夢見寮」、旅をテーマに描いたトランジトシリーズは青春の美しさを正面から見つめた渾身の作品です。「透明感」をコンセプトに、洗練し続ける彼の世界観を紹介していきます。[石井]

  • 電脳マヴォ:平田弘史 平田弘史傑作選「おのれらに告ぐ」

    1937年東京都板橋区に生まれる。1945年東京大空襲を逃れて奈良県天理市に移住。1958年『愛憎必殺剣』で漫画家デビュー。以降業界トップの画力と極限まで練り込んだストーリーで、時代劇画の寵児となる。1965年上京、白土三平の仲介で『ガロ』に作品を掲載。妥協を許さない創作の姿勢は、しばしば生活の困窮や作品の未完を招く。2013年、全業績により日漫画家協会賞文部科学大臣賞受賞。漫画家としてはもっとも早くMacintoshを用いタブレットからフルデジタル作品を描きおろしたこともあるが、現在では紙とカブラペン作画に戻っている。齢80にして尚、意気軒昂な巨匠である。

    ono_matope
    ono_matope 2014/04/19
    おのれらに告ぐだ。
  • 電脳マヴォ:よそ町 よそ町「昼寝の間」

    多摩美術大学で日画学科を専攻していたよそ町さん。1年次に竹熊の「漫画文化論」の課題で「光る実」を提出してきました。多摩美には漫画学科はないので、すべて油絵や日画などの美術や、デザインを学ぶ学生たちです。中にはデッサンは無数に描いてきたが漫画は一度も描いたことのない学生もいます。そういう美大生が描く漫画を見る面白さとは「普通の漫画とは違う描き方」を目にすることです。「光る実」で誰もが注目するのは、森や草むらの繊細な描き方でしょう。パターン化された背景ではなく、背景とキャラクターがコマの中で「絵」として融合し合っています。「光る実」の背景は、それ自体が「キャラクター」と呼べるほど、際立った存在感を主張しています。彼女の瑞々しい感性が、作品によく現れています。[竹熊]

    ono_matope
    ono_matope 2013/03/10
    めっちゃ上手い。五十嵐大介的な。
  • 電脳マヴォ:牛帝 同人王

    牛帝さんは、ネットを中心に自作を発表している作家さんです。『同人王』は、2006年にアマチュア漫画投稿サイト「新都社」で連載投稿が開始され、2010年に完結した大作です。今回の「電脳マヴォ版」は、作者自ら再構成・加筆訂正を加えた最新バージョンになります。 竹熊は、ネットサーフィン中この作品を発見し、あまりの面白さに最後まで一気読みしてしまいました。簡単に説明すると「まんが道」+「サルまん」+「バクマン」のエロ同人版なんですけど、豊富な作者の同人知識と「どこかがねじ曲がった情熱」で、読者は最後まで目が離せないまま「同人アリ地獄」に引きずり込まれることでしょう。 2013年7月、電脳マヴォレーベル第1弾として太田出版より『同人王』単行が刊行されました(編集/ホップ・ロウ)。

    ono_matope
    ono_matope 2012/11/04
    完結してた。面白かった。
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