現場から:遅れている女性ニートの支援 「嫁にいけばいい」わけじゃない=横浜支局記者・一條優太 /神奈川 毎日新聞 5月3日(金)11時59分配信 公益財団法人・横浜市男女共同参画推進協会が、女性ニートの就労支援に力を入れている。カフェでの実習などを通じ、少しずつ働くことに慣れてもらう試みで、全国的にも珍しいという。ニートと言えば男性のイメージが強いが、仕事に就きたくても就けず家に引きこもりがちな若い独身女性も、実は少なくない。同協会の取り組みと女性ニートの実情を取材した。 ◇カフェで「中間的就労」 「38番のお客様、お待たせいたしました」 4月中旬、横浜市男女共同参画推進協会が運営するフォーラム南太田(横浜市南区)内にある「めぐカフェ」で、エプロン姿の実習生の女性(23)が声を張り上げ、お客さんを呼び出した。 ここで働き始めて4回目の出勤日。まだ接客も、スープを盛る手つきもぎこちない