ワラタ(The SS Waratah)は、1908年に竣工したイギリス船籍、ブルーアンカーライン所属の貨客船。 1909年7月、南アフリカのダーバンからケープタウンに向け航行中、200名を超える乗員乗客と共に消息を絶った。未だに船体はおろか破片すら発見されておらず、謎の失踪を遂げた豪華客船として欧米ではよく知られている。しばしば「オーストラリアのメアリー・セレスト号」と呼ばれることがある。 なお、「ワラタ」とはオーストラリア産の花「Waratah」から取られた名前である。 ワラタは、スコットランド、グラスゴー、ホワイトインチ(Whiteinch)のバークレー・カール(Barclay Curle)によって、ブルー・アンカー・ライン(Blue Anchor Line)の旗艦として建造された。 船名の「ワラタ」(Waratah)はオーストラリアニューサウスウェールズ州の州の花にちなんで命名された