上場している広告代理店が相次いで、というかお揃いで業績見通しを下方修正した。 こういう環境なので「仕方ない」ことにも見えるけど、色んなことの"ツケ"が回ってきたのかな~という気もする。 事業主と付き合っていると、「あの大騒ぎは何だったのか?」という話もよく聞く。"大騒ぎ"というのは「コンタクトポイント」「タッチポイント」「統合マーケティング」など、要するに「マス広告だけじゃないフル装備」のご提案騒動のことだ。 いざ頼んでみると「できる人がいない」「出てきてもいなくなる」とかいうことも多いようで、それじゃぁサスガにまずいだろと言う気もする。 原因は単純に見える。マス広告離れに危機感を感じた代理店が「マーケティングの総コストの維持」を第一に考えたからだろう。 たしかにマスメディア離れは観察される。だが、どんな市場でもフル装備でいけばいいというわけではない。 たとえば一般消費財。飲料