日銀がマイナス金利政策を導入して3年がたつ。この異例の政策は日本に何をもたらしたのか。2%の物価目標の達成を助けなかったことは明らかだ。それどころか筆者には、経済活動にプラスに働いた証拠さえ見いだすことができない。マイナス金利政策はその内容、タイミングともに、サプライズを狙ったことが明白だ。「政策金利は0%が下限」という中央銀行にとっての常識と「金利はプラス」という世間の常識を打ち破ることで
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日銀がマイナス金利政策を導入して3年がたつ。この異例の政策は日本に何をもたらしたのか。2%の物価目標の達成を助けなかったことは明らかだ。それどころか筆者には、経済活動にプラスに働いた証拠さえ見いだすことができない。マイナス金利政策はその内容、タイミングともに、サプライズを狙ったことが明白だ。「政策金利は0%が下限」という中央銀行にとっての常識と「金利はプラス」という世間の常識を打ち破ることで
予想外の減額だった。日銀は12日、償還までの期間が10年超~25年の国債の買い入れオペ(公開市場操作)を従来の2000億円から1800億円に減らした。午前10時10分にオペが通知されると、債券市場では2016年11月以来の低水準にまで沈んでいた20年物を中心に国債利回りは上昇(価格は下落)した。「オペで市場を動かしたくない」というのが日銀の基本スタンスだ。昨年末から今年の初めに市場が荒れ、安全
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