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  • 『帰ってきたヒトラー(上・下)』 (ティムール・ヴェルメシュ 著/森内薫 訳) | 鼎談書評 - 文藝春秋WEB

    片山 見事な風刺小説です。2012年にドイツで発売され、130万部のベストセラーになったそうで、内容は際どく、大いにブラックです。1945年4月、自殺後に遺体を焼かせたはずのドイツ帝国総統アドルフ・ヒトラーが、2011年夏のベルリンにガソリンくさい制服を着て甦る。焼身直前に66年後にタイム・スリップするというSF的設定です。 時代の違いもなんのその。ヒトラーはあくまでヒトラーらしくふるまう。しかし現代ドイツの人々は、彼をそっくりさんの物真似芸人と思い込む。テレビの人気者になる。過激なトークが、移民問題などで悩む現代ドイツ人に支持される。あくまでギャグとして。 ヒトラーは天才的煽動者でした。ワイマール共和国の民主主義社会の中で演説により人気を得た。同じ状況が21世紀の高度情報社会に変化球で再現されるのですね。 何しろ現代に目覚めたヒトラーは、真っ先にキオスクに行き、売っている新聞の種類を確か

    『帰ってきたヒトラー(上・下)』 (ティムール・ヴェルメシュ 著/森内薫 訳) | 鼎談書評 - 文藝春秋WEB
    ookitasaburou
    ookitasaburou 2015/08/26
    見事な風刺小説です。2012年にドイツで発売され、130万部のベストセラーになったそうで、内容は際どく、大いにブラックです。
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