「ユーザー企業が必要としているのはどのようなシステムか」を定義した要求仕様書を,いかに適切に作成するか――IT業界における長年の懸案事項である。日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)は7月5日,この課題の解決を狙った「要求仕様定義ガイドライン」を発表した。システム開発に必要な情報を盛り込んだ要求定義書をどのように書けばよいかを具体的に示すことを意図したもので,「要求仕様書をいかに作るかという“how”に踏み込んだガイドラインは初めてではないか」と,JUASの細川泰秀専務理事は話す。まだ未完成の部分もあるが,ユーザー企業やベンダーの参考資料として役立ちそうだ。 要求仕様定義ガイドラインでは,要求仕様書の構成要素を,(1)(狭義の)要求仕様書,(2)概念データモデル,(3)入出力の定義,の三つとする。中核となるのは(1)。まず,システムに対する要求を「上位の要求」「下位の要求」という二つの
サイボウズは7月5日、同社のグループウエアを家電量販店などで店頭販売すると発表した。同社はこれまで、インターネットからのダウンロードによる直接販売とパートナー企業による間接販売で提供してきた。店頭販売は、これに続く新たな販売チャネルとなる。現行の販売体制では取り込みが難しかった従業員数10人以下の企業への導入を促すことが狙い。全国約2000店舗で販売する。 店頭販売を開始するに当たって、サイボウズは個人向けソフトの企画から開発、販売を手がけるジャングル(東京都文京区)と提携した。ジャングルが店頭販売用のパッケージ製品「サイボウズOffice6基本セット パッケージ版(10ユーザー)」の家電量販店への売り込みからディストリビューターへの流通、店頭での販売支援などを一手に引き受ける。販売開始は7月20日。価格は8万3790円。 今回の提携を持ちかけたのは、販売を引き受けるジャングル側だった。同
ヤフーは2007年7月5日、現在アルファ版としてテスト運用している「Yahoo!JAPAN」のトップページのリニューアルについて全容を明らかにした。 トップページの変更はベータ版として2007年秋から実施し、正式版は2008年初旬から提供を開始する。ただし、2007年6月27日~7月10日までアルファ版としてテストを実施中。Yahoo!JAPANに訪れたユーザーに対してランダムに新しいトップページを表示して、アンケートを実施しているという。「同じユーザーが200回訪れて1回表示されるかされないかの割合。期間中に200万人ほどのサンプルを収集できる予定」(ヤフーのサービス統括部企画1部トップページ企画西田修一氏)。 新しいトップページは縦3段の構成で、従来740ピクセルだった横幅を950ピクセルに拡大。一番左の段には「今回の目玉であり、大きな変更点」(西田氏)でもあるYahoo!JAPANの
これは普通のバグ報告やパッチとは違う。問題があるのはCPUだ。人々はその深刻度を議論している。 CPUのバグは何も新しいものではない。1990年ごろ、わたしはIBMのDOSバージョンに取り組んでいたプログラマーと1日過ごしたことがある。彼は一部のIntel CPUにいかにバグが多いか、そのことについてどれだけインテルに苦情を言ったか(そして無駄だったか)をひっきりなしに話していた。これはOSを書く仕事ではよくあることだが、セキュリティの角度から見ると比較的新しいと言える。 この件に関するシオ・デ・ラット氏の率直なブログは、さまざまなセキュリティリストで引用されている。デ・ラット氏はCore 2 CPUラインには「ひどいバグがある」とし、この問題はパッチが当てられているものの、無害なバグではなく、userlandコードからそのまま悪用できるセキュリティ問題だと断言している。つまり、悪用するに
2007/07/05 サイボウズは7月5日、ソフトウェア販売を行うジャングルと業務提携し、サイボウズのグループウェア「サイボウズ Office 6」のパッケージ版を家電量販店において7月20日より販売開始すると発表した。サイボウズ 代表取締役社長 青野慶久氏は、「創業以来ダウンロード販売やパートナー経由での販売を行ってきており、パッケージを持たない形態だった。今回初めて家電量販店でのパッケージ版の販売を始められることになり、満を持して本当の意味でのパッケージソフトウェアを名乗れるようになった」とコメントした。 青野氏によると、グループウェアの市場規模は約400億円でここ数年間横ばい状態が続いている。一方で、IBMのWebSphereやマイクロソフトのSharePointなど、新たな製品が投入されてきており、競争は激化しているという。そんな中、サイボウズのグループウェアは国内シェア24.6%
2007/07/04 顔認証は手軽な反面、双子の顔を見分けるなど似たような顔の認識が苦手――、そうした通念を打ち破る「3D顔認証」技術を応用した製品が日本に上陸する。入退室管理システムを手がけるセキュリティデザインは、7月4日から6日まで東京ビッグサイトで開催中の「第2回オフィスセキュリティEXPO」で、「Vision Access」を展示中だ。 米A4Visionが開発したVision Accessは、赤外線を利用した顔認識システム。一般的な顔認識システムでは、2次元データから特徴点を抽出してデータベース化するが、Vision Accessは3次元データとして顔を識別する。格子状の赤外線を照射し、そのひずみパターンを2次元として読み取る。これを独自技術のフィルターで3次元データとして再構築する。 1秒間に10~20人の認識が可能。動作が高速なことから、正しい登録者の認識に失敗する、いわゆ
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