京都府警下鴨署の巡査部長だった夫(55)から暴力を受けた妻(54)が、右京署に被害届を出したことを無断で夫に伝えられたと府警に抗議していた問題で、妻が6日、府に慰謝料など550万円の損害賠償を求めて京都地裁に提訴した。府警の行為は被害者保護を定めた配偶者暴力防止・被害者保護法(DV防止法)に違反するとしている。 訴状によると、妻は、夫からの暴行で手や腰に打撲などを負ったとして昨年7月9日、自宅を管轄する右京署に被害届を出した。ところが、同日中に当時、夫が勤務していた下鴨署にこの提出が伝わり、夫は上司から口頭注意を受けた。 その後、妻の携帯電話に夫から着信があったほか、親族らから取り下げを要求され、妻側は「秘密を厳守せず、二次被害が容易に予想されるのに、身内意識から加害者に情報を漏えいした」と主張。また、発覚後の捜査段階でも、捜査員の威圧的な発言などで精神的な苦痛を受けたとしている。 問題を
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