米Intelは3月2日、組み込み市場向けのAtomプロセッサ4種を発表した。 「Atom Z5xx」シリーズの新モデルは、車載情報エンターテインメント機器や産業オートメーション、Intelが「メディアフォン」と呼ぶネット通信機器向けの製品。組み込み向けに動作温度やパッケージサイズに関して複数のオプションを用意している。 新プロセッサはクロックスピード1.1GHz~1.6GHz、消費電力は2.0~2.2ワット。発売は第2四半期の予定。 またIntelはこの日、メディアフォンの開発を支援する参照設計「Intel Media Phone Reference Design」を公開した。メディアフォンは、IPネットワーク経由の通信サービスや、電子メール、テキストメッセージ、気象情報、YouTube、デジタルフォトアルバムなどのアプリケーションを簡単に利用できる機器。
●IntelのCPU戦略を根幹から揺るがす Intelに襲いかかった「キャニバリゼーション (Cannibalization:共食い現象)」は、同社のCPU事業の根幹を揺るがしつつある。低コストかつ低消費電力のAtom系CPUが、PC向けCPUの市場を侵食することで、Intelの利益を減らす可能性があるからだ。最悪の場合、非PCの新市場を切り開くというAtomの目的は達成できずに、単にIntelの市場でPC向けCPUをAtomに置き換えるだけで終わってしまうかもしれない。 現在の状況は、9カ月ほど前の記事「ムーアの法則がIntelに逆襲する~Nettop/Netbookの脅威」の中で予測した“バッドシナリオ”を予感させる進み方をしている。この時の記事では、AtomがIntelにとっての新市場を拡大することができず、既存のPC向けCPUを脅かしてしまうというシナリオを予測した。今、日本など一
12月9日(現地時間)発表 米Intelは9日(現地時間)、次世代の32nmプロセスの開発を完了したと発表。2009年第4四半期より、このプロセスを採用したCPUの製造を開始する。 同社は2年おきにプロセスの縮小とマイクロアーキテクチャの刷新を行なう「TICK-TOCK戦略」を採用しており、今回の32nmも45nmプロセスから2年後に投入されることになる。 同プロセスでは第2世代のHigh-k金属ゲート技術と193nmの液浸露光技術を採用。45nm世代から性能と電力効率をさらに高めているという。詳細は、米国で次週より開催される国際会議「International Electron Devices meeting」で明らかにされる。 □Intelのホームページ(英文) http://www.intel.com/ □ニュースリリース(英文) http://www.intel.com/press
■西川和久の不定期コラム■ デュアルコアAtom 330で遊ぶ! その2:Vista 32 vs Vista 64 その1では、デュアルコアAtom 330で遊ぶため、CPU付きマザーボード「Intel BOXD945GCLF2」をベースにPCを一台組み上げた。まずは、ネットブック/ネットトップで一般的なWindows XPをインストールし、ベンチマークテストなどを軽く行なったところ、シングルコアのAtomより明らかに快適に動くことが判明! そこで今回はAtomプロセッサでは鬼門(は大げさか)とされているWindows Vistaを試してみる。もしある程度動けば、Intel 64(旧EM64T)にも対応しているので64bit版Windows Vistaにもトライしたい。 Text by Kazuhisa Nishikawa ●ノースブリッジのファン交換 Windows Vistaをインスト
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いまとなっては、「NetbookとNettopのCPU」として急激に搭載デバイスの台数を伸ばしているAtomだが、その出発点は、携帯してどこでもインターネットにアクセスできる小型デバイスに搭載することを目指していた。2008年の春に正式発表されるまで、IDFなどで繰り返し紹介されていたコンセプトもそうであったし、正式に発表されるまで、多くのユーザーから注目を集めていたのは開発コード名「Shilverthorne」であったはずだ。Internarional CES 2008やCeBIT 2008で多数のMID(Mobile Internet Device)のサンプルが展示されていたが、Atomが正式発表されたIDF 2008 上海あたりから一転して、開発コード名「Diamondville」のAtomを搭載したNetbookが脚光を浴びることになった。 このように、コンシューマーユーザーからみ
先週から店頭デモが始まったIntelの次世代CPU「Core i7」が、15日(土)深夜〜16日(日)にかけて深夜発売される模様だ。 10日(月)現在、複数のショップ、およびIntelが同時刻にイベントを行うと告知中。「Core i7を深夜販売する」とずばり明言するショップはないが、ショップによる告知には「Core i7イベント」「新CPUご購入でスロット」などのフレーズが謳われており、総合すると深夜販売が行われるのはほぼ間違いないと思われる。 現時点でイベント予告を確認できたショップはドスパラ秋葉原本店とソフマップ 秋葉原 リユース総合館。イベント名はドスパラ秋葉原本店が「Core i7深夜イベント」、ソフマップ 秋葉原 リユース総合館が「Intel新世代CPU深夜イベント」だ。 ●「新CPUの購入」でスロットなど(ソフマップ) ソフマップ 秋葉原 リユース総合館のイベント内容は
IntelとAppleとの蜜月は,どうやら苦い結末を迎えたようだ。 台北で開催された「Intel Developer Forum」(IDF)に関するZDNet Australiaのレポート記事によると,Intelの幹部は,同社のチップを採用していないことを理由に,「フルインターネット機能」を提供していないスマートフォンの典型例の1つに「iPhone」を加えることに決めたようだ。ARMベースのチップはインターネットを利用するには力不足だという,もっともらしい主張をIntelが繰り広げるのは今に始まったことではない。だが,iPhoneをやり玉に挙げるのはこれが初めてだ。 Intelは,ARMとの対決姿勢をあらわにすることで,次世代モバイルコンピュータ市場に進出を図ってきた。ARMが開発したコアは,全世界の携帯電話の90%以上に採用されている。Intelでは,PCベースのインターネット体験が同社
逆風をついて船出する中国産RISC CPU 中国産CPU「龍芯2E」を搭載したデスクトップPCが最近になってリリースされた。PC以外でも、シンクライアントや、サーバ、POS端末などで龍芯2Eを搭載した製品が発表されている。龍芯2E搭載PCをリリースしたメーカーのひとつ「龍夢科技」は、「1000台限定」「価格1599元」ですでに完売したという。それを信じるならば「順風満帆」の出だしといえるだろう。 龍芯2E(正式名称は龍芯2号増強型、英名“Godson”)とは、中国の独自技術が詰まった64ビットのRISC CPUで、官報をそのまま訳すと「中国大陸地区初の90ナノメートルプロセスルールを採用したCPU。龍芯2E搭載システムで測定したベンチマーク“SPEC CPU2000”のスコアは500。これはPentium 4/1.50GHzに相当する」そうだ。龍芯“2号”“増強型”というくらいだから、龍芯
2007年1月下旬にIntelは、2008年に投入する予定のモバイルプラットフォーム“Montevina”に向けて開発中のWiMAXチップセットを公開した。WiMAXは2007年に投入されるSanta Rosaプラットフォームでもオプションとして用意される見込みだが、提供形態がPCカードといった外付けになると予想されている。しかし、Montevinaではプラットフォームへの統合を進め、内蔵オプションとして提供されると考えられている。 今回公開されたのは、MAC/ベースバンドチップのIntel PRO/Wireless 5216(PC5216MDE、開発コード名“Ofer-M”)と、物理/RFチップであるIntel WiMAXコネクション2300(WG2300R、開発コード名“Ofer-R”)を組み合わせたモジュールだ。全世界で共通に利用できるWiMAX通信製品である。この2チップ以外で目立
●EM64T Long Modeではマイクロアーキテクチャ上の制約がある PCアプリケーションでは圧倒的に優れたパフォーマンスを誇るIntelの「Core Microarchitecture(Core MA)」。消費電力も低く、モバイルでも強力なアーキテクチャだ。Core MAは、Intelの切り札となりそうだが、完璧というわけではない。影もある。それは64bit時のパフォーマンスだ。 Core MAの場合、マイクロアーキテクチャ上の理由で、64bit時には性能が32bit時より落ちてしまう可能性が高い。少なくとも、同じステップ数のコードを走らせるなら、理論上は64bitの方が性能が落ちてしまう。もちろん、ベースのパフォーマンスが高いため、あくまでも32bit時と比較した場合の話だ。 Core MAのこの問題は、現在のCore MAマイクロアーキテクチャの実装上の問題であるが、根源的にはx
macOS Sonoma macOS Sonoma Come for the power. Stay for the fun. With macOS Sonoma, work and play on your Mac are even more powerful. Elevate your presence on video calls. Access information in all-new ways. Boost gaming performance. And discover even more ways to personalize your Mac. Stunning new screen savers New slow-motion screen savers of breathtaking locations from around the world look beau
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