北にも南にも日本にも、対等に発言 していくそれが在日コリアンの役目。 演劇界の風雲児、金守珍氏。 在日コリアンの格闘家、前田日明氏。 熱き血をたぎらせて、それぞれの分野で先頭を走ってきた二人の、初顔合わせが実現。時に司会の朴慶南さんが口を挟むすきのないほど、激しい対談となった。だが、その底に流れるのは、民族に対する同じ思いだ。在日としての生き方、南北問題、そして喧嘩道。熱い男たちの三時間のバトルは、実に多くの問題提起を含む、豊かなものであった。 ◆ 強さをアイデンティティに 金●●前田さんは、梁石日さんの『血と骨』を読んで感激されたとか。 前田●あれを読んでいると、自分と重なるんです。登場人物が、自分の親戚一人一人とだぶっていく。 朴●●確か梁さんとは、不思議な縁があるんですよね。『血と骨』の中で、梁石日さんを思わせる人が生まれた時、お父さんが儒学者を探し出して名前を付けてもらうという下り
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