「あの3・11で自衛隊、消防隊、警察、民間のボランティアの人々、どれだけ全力を尽くしたか。いまさらそれを私がご紹介する必要はないと思います。彼らがどんなに頑張ってもできなったことが、いくつもいくつも、いくつもありました。その問題は憲法にその元凶があるのではないでしょうか。緊急の道路を造るのに、荷物、車、がれき、片付けようとしても、現場は戸惑いました。なぜならば、それは憲法で財産権の保障などをしていて、もしかしてこれは憲法に抵触するのではないか。そのような思いを現場の人が現に持ったんです。複数の証言があります。その結果、多くの対策が遅れました。そのことは、助けることのできる命が助からなかったということをも、意味しています。このようなことを繰り返してはなりません」 「ましてや、日本列島を大変大規模な首都直下型地震が襲う危険性が高いと専門家がいっているんです。一刻の猶予もあるはずがありません。3