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ブックマーク / xtech.nikkei.com (62)

  • 64ビットのスケーラビリティ

    Windows Server 2008 R2は、すべてのエディションが64ビットでのみ提供される初めてのWindowsOSになる。64ビットでのみの提供とは、x64(AMD64)プロセッサ対応の標準のエディション群と、IA-64プロセッサ対応のWindows Server 2008 R2 for Itanium-Based Systemsが用意され、これまで主流であったx86版が一切提供されないということである。書では特に記述がない限り、「64ビット」と言えばx64のほうを指している。IA-64は一部のハイエンド用途に限られ、一般向けではないからだ。 32ビット(x86)アーキテクチャーの限界 プロセッサのマルチコア化やクロック数の向上、メモリの大容量化とコストダウンなどにより、32ビットOSでも現在のハードウェアから得られる恩恵は大きい。しかし、32ビットOSには、32ビットアーキテク

    64ビットのスケーラビリティ
  • [プラットフォーム編]64ビットOSの方が32ビットOSより優れていると思ってはいけない

    「Intel 64(EM64T)」や「AMD64」といった64ビット・アーキテクチャを採用したCPUの普及に伴い,WindowsLinuxでも64ビット版が用いられることが多くなった。これまで主流であった32ビット・アーキテクチャと比べ,一度に演算できるビット数が増えるなど性能向上が見込める要素があるためか,とりあえず64ビットOSを使うといった風潮はないだろうか。実際,動作させるアプリケーションが32ビットであるにもかかわらず,64ビットOSを採用しようとするケースを見かけることがある。CPUが64ビット・アーキテクチャだから64ビットOSを選択するのがベストだと単純に考えてはいけない。 32ビット・バイナリを64ビットOS上で動かすメリットはない OSは,構築対象サーバーのハードウエア・スペックと動作させるソフトウエアの特性から選択すべきであり,64ビットOSに固執する必要はない。

    [プラットフォーム編]64ビットOSの方が32ビットOSより優れていると思ってはいけない
  • [プラットフォーム編]仮想化環境でゲストOSから取得したCPU使用率を信じてはいけない

    サーバー統合によるコスト削減のため,VMwareやXenといったサーバー仮想化ソフトウエアを利用し,複数のゲストOSを一つの物理サーバー上で稼働させることが主流になりつつある(図1)。このとき,一つの物理サーバーのハードウエア・リソースを分割して使うことになるため,より有効に利用するには,リソースの配分を適切に行うことがポイントとなる。 例えば,CPU使用率の低いゲストOSには必要以上にCPUリソースを割り当てず,よりCPU使用率の高いゲストOSに余裕を持ってCPUリソースを割り当てることで,トータルでの効率的なリソース利用を図る。 そのためには,的確なリソース情報の把握が不可欠だ。ゲストOSの稼働状態を知るため,CPU使用率やメモリー使用率,ネットワーク使用状況といったリソース情報を取得したい場合,通常の物理サーバーにインストールしたときと同様に,OSが提供するリソース情報取得用のコマン

    [プラットフォーム編]仮想化環境でゲストOSから取得したCPU使用率を信じてはいけない
  • [ネットワーク編]仮想ネットワークを物理ネットワークと同じに考えてはいけない

    最近は仮想化技術の普及がめざましく,仮想マシンと仮想マシンの間,もしくは仮想マシンと物理マシンの間に仮想スイッチが介在するようなネットワークが増えている。もちろん,仮想マシン自体のネットワーク・インタフェース・カード(NIC)も仮想化されている。しかし,仮想化されたスイッチやNICで構成するネットワークでは気を付けることが多い。仮想ネットワークを物理ネットワークと同じに考えてはいけないのである。 物理ネットワークと接合するセグメントを広範囲にしてはいけない 仮想スイッチや仮想NICの動作に関するトラブルは,基的にL2(レイヤー2)レベルの現象である。対策としては,セグメントを分けることが基になる。仮想スイッチの動作に起因する具体的なトラブルの例をもとに説明しよう。 この環境では,フラッディングという通信の増大によって,広域イーネット網のネットワーク性能が著しく低下するという現象が発生し

    [ネットワーク編]仮想ネットワークを物理ネットワークと同じに考えてはいけない
  • Dynticks

    Linuxカーネル2.6.21から搭載された省電力機構。それ以前のカーネルは,どんなに暇なときにも必ず一定期間(具体的には1ミリ秒や10ミリ秒など)で起床してさまざまなカーネル内処理を実施する必要があった。Dynticksは,こうしたアイドル時の定期処理を省略する。 CPUには通常,電力消費を基準に分類した「Cステート」と呼ぶ動作モードがある。パソコンの電力制御規格ACPIでは,C0(通常動作状態)~C3(クロック生成器の動作停止)といったCステートが規定されている。OSのアイドル状態が続くと,C2ステートからC3へと消費電力がより少ないCステートに移行する。 しかしながら,このように消費電力の少ないCステートに移行するには,できるだけ長い間,アイドル状態を保つ必要がある。Dynticksは,カーネルの定期処理を省くことで,アイドル状態を持続させる。有効にするには,「CONFIG_NO_H

    Dynticks
  • キャッシュ・フロー計算書の構造(2)フリー・キャッシュ・フローの概念

    この式の意味するところは,日々の営業でキャッシュを獲得し,図1左側の活動,すなわち明日の仕組み作りのためにキャッシュを使う。それで手元に残った正味のキャッシュ・フローがフリー・キャッシュ・フローということだ。手元に残ったから,自由に使える。これが「フリー」と言われる所以である。 図1●3つのキャッシュ・フローとフリー・キャッシュ・フロー 企業におけるキャッシュの循環サイクルは,1.「右側の資金提供者から資金を調達」,2.「資金を仕組み作りのために投資」,3.「仕組みを使って日々のキャッシュを稼ぐ」,4.「稼いだキャッシュを資金提供者に還元する」となる。右側の資金提供者に関わる部分が財務C/F,左側の投資の部分が投資C/F,日々の正味のリターンが営業C/F。営業C/Fと投資C/Fの正味の合計がフリー・キャッシュ・フローとなる 自由に使えるといっても,会社が好き勝手に使えるということではない。

    キャッシュ・フロー計算書の構造(2)フリー・キャッシュ・フローの概念
  • 決算書の読み方を基礎からチェック:ITpro

    企業の業績を示す「決算書」。さまざまな数字が並び,そこには現在の体力だけでなくその企業の将来をも指し示す“意味”が含まれている。ただし,見慣れていない人には複数の表にちりばめられた各種の項目や数字が,暗号のように見えることもあるだろう。 この連載では,主要なIT企業の業績を分析するための基礎的な会計の知識を解説する。最終的な目標は,実際の決算書を使ってその企業やIT業界の動向を理解すること。そのために,基礎的な知識から順を追って“数字の意味”を理解できるようにしていこう。 ●決算書の全体像 (1)一定期間ごとの業績を判定する (2)貸借対照表と損益計算書 ●貸借対照表の構造 (1)ポイントは左右と上下 (2)流動性の有無で上下に配列 ●損益計算書の構造 (1)利益は段階的に計算される (2)営業利益と経常利益は似て非なる ●キャッシュ・フロー計算書の構造 (1)利益とキャッシュは一致しない

    決算書の読み方を基礎からチェック:ITpro
  • HDEがXen仮想サーバー管理ソフトをオープンソースとして公開

    サーバー管理ソフトなど手がけるHDEは2009年5月28日,自社開発した仮想サーバー環境向け運用管理ソフト「Karesansui」をオープンソースとして無償公開した。WebブラウザによるGUI画面から,仮想サーバーの起動/停止やリモート操作といった各種の管理が可能になる。 オープンソース化の狙いは,既存のサーバー管理製品「HDE Controller」の販売機会を拡大すること。オープンソース化でユーザーを増やすことによってHDEの認知度が高まるほか,仮想サーバー管理機能の提供によって間接的にHDE Controllerbの製品価値が高まる。記事執筆現在のHDE Controllerのライセンス出荷数は5万ライセンス超。Karesansuiのダウンロード数は,1年間で10万件を見込む。 Karesansuiはオープンソースのサーバー仮想化ソフト「Xen」を対象に,GUIを使った簡便な管理能を

    HDEがXen仮想サーバー管理ソフトをオープンソースとして公開
  • 3:データのバックアップに使う

    Windowsに限らず,突然PCが動作しなくなることはそれほど珍しいことではありません。前回に紹介したSambaを使うことでファイルを読み出せればよいのですが,ハード・ディスク自体が故障した場合は無力です。 そこで,ハード・ディスクの内容を丸ごとイメージ化してバックアップする方法を紹介します。KNOPPIXに含まれるPartition Imageを使えば,比較的簡単に行えます(写真7)。 作業に入る前に,イメージを記録する新たなハード・ディスクを準備します。ここではバックアップ元のハード・ディスクのデバイス名がhda1,バックアップ先がhda3だとします。 既にhda3をマウントしている場合は,アイコンの右下に緑色の小さな三角形が表示されています。このハード・ディスクに関係するウインドウをすべて閉じた後,右クリックして「マウント解除」を選んでください*3。その後,もう一度アイコンを右クリッ

    3:データのバックアップに使う
  • 仮想マシンのパフォーマンスを改善させる10個のヒント | 日経 xTECH(クロステック)

    仮想マシン(VM)技術を使うと,運用の柔軟性は向上するが,パフォーマンスは実マシンを使うよりも劣る。将来的には新しいプロセッサが登場することで,仮想マシンのパフォーマンスが向上するかもしれないが,そうなるのはまだ先のことである。そこで今回は,当面の間は役に立ちそうな,マイクロソフトとVMwareの仮想マシン・ソフトのパフォーマンスを改善させる10個のヒントを紹介する。 10:ツールをきちんとインストールする 仮想マシン・ソフトに付属するツールは,きちんと漏らさずインストールしよう。製品付属のツールを適切に使用すると,SVGAビデオ・ドライバが最適化され,ゲストOSのビデオ・パフォーマンスとマウスの反応が向上する。 9:ディスクに適切な空き容量を確保する 各仮想マシンには4Gバイト~50Gバイト以上の記憶領域が必要となる。十分な容量を設定していたとしても,ディスクの空き容量が少ないと,パフォ

    仮想マシンのパフォーマンスを改善させる10個のヒント | 日経 xTECH(クロステック)
  • スワップ区画のサイズはどのぐらいに設定すべきでしょうか

    特別な理由がなければ,最低500Mバイトを確保しておけば十分ですが,緊急用の作業区画として4Gバイトほど用意しておくと安心です。 Linuxのインストール時に頭を悩ませるのが,スワップ区画にどの程度の容量を割り当てるかということです。スワップ区画とは,物理メモリーに入りきれないプロセスやデータを一時退避させる記録領域です。スワップ区画を設定することで,少ない物理メモリーしか搭載しないマシンでも大きなメモリーを必要とするプログラムの実行や,多数のプロセスを稼働させることなどができます*1。 最近はメモリーの低価格化が進んでいますから,個人のパソコンでも2Gバイト程度のメモリーを搭載するのは普通になってきました。この程度あれば,スワップ区画を設定しなくても通常は問題なくLinuxを利用できます。つまり十分な物理メモリーさえあれば,来的にはスワップ区画は設定する必要はありませんし,設定する場合

    スワップ区画のサイズはどのぐらいに設定すべきでしょうか
  • トラブルに強いネットワークを作る

    いまや,たいていのアプリケーションはネットワークの利用を前提としている。ネットワークがつながらなければ,業務は滞ってしまう。業務の継続性を確保するには,トラブルに強いネットワークが欠かせない。ネットワークには,目に見えないトラブル要因が無数に潜んでいる。ネットワーク構築の現場でエンジニアが体験した事例を基に,トラブルに強いネットワークを作るためのポイントを紹介しよう。 [冗長化] WAN接続――冗長化経路の帯域を意識しよう バックアップ回線――障害発生時の経路把握が不可欠 LAN接続――障害時のVLAN経路を検証せよ サーバーNIC――カギはNICの負荷分散設定 [ルーター/スイッチ/ファイアウォール] エンド・ツー・エンドのMTUサイズに注意 安易な変更・増設は禁物,管理情報の共有を徹底しよう

    トラブルに強いネットワークを作る
  • エンド・ツー・エンドのMTUサイズに注意,フラグメント処理は性能劣化を招く

    WANをまたいで拠点間を接続している場合,パケットのフラグメンテーションが原因でトラブルに陥ることがある。通信経路上でMTU(maximum transmission unit)サイズが小さい部分があるケースだ。具体的には,広域イーサネット・サービスを利用している場合や,暗号化技術を使ってVPN(仮想的な専用線)接続している場合である。 MTUサイズはデータ・パケットを送信する際に許容される最大パケット長で,イーサネットでは1518バイトというように物理媒体によってそれぞれ値が決まっている。問題はWANにデータを送出する際にカプセル化などによってパケット長がMTUサイズを超えてしまうケースがあることだ。パケット長がMTUサイズを超えている場合,ルーターなどが自動的にパケットを細分化(フラグメント)して送信することがある。この場合,フラグメント処理,受信側での再組み立て処理が発生し,パフォー

    エンド・ツー・エンドのMTUサイズに注意,フラグメント処理は性能劣化を招く
  • [データ設計]マスター系と更新系を明確に分ける

    福士有二 日立製作所 情報・通信グループ プロジェクトマネジメント統括推進部 データ設計の肝になるのは,データの最小単位であるデータ項目と,データ項目のまとまりと関連を示した論理データ・モデルである。画面設計や業務プロセス設計より先に設計作業を進め,追加や変更がある場合は速やかに対処することが肝心である。 図6に示したのが,データ設計で作成する設計書とその関係である。大きく分けて「(1)設計基準作成」「(2)データ項目設計」「(3)データベース論理設計」という三つのステップがあり,全部で8種類の設計書を作成する。要件定義で作成した「業務用語集」「概念データ・モデル」「データフロー図(DFD)」を用意しておこう。図7と照らし合わせて読んでほしい。

    [データ設計]マスター系と更新系を明確に分ける
  • 第6回 仮想マシンのネットワークI/O負荷を軽減

    前田 裕貴,飯島 徹 日ヒューレット・パッカード VMware Infrastructure 3 v3.5の中の仮想化ソフトVMware ESX 3.5(以下ESX 3.5と略)の新機能の一つに,TCPセグメント化オフロード(TSO:TCP Segmentation Offload)のサポートがある。TSOは,NICに実装された専用チップがTCPパケット生成時の演算の一部を担うことにより,CPU負荷を軽減させる機能だ。現在販売されているほぼすべてのサーバー機用のNICがTSO機能を搭載しているにもかかわらず,これまでのESXではTSOをサポートしていなかった。 そこで,ここではESX 3.5でTSOを有効化する方法と効果について解説したい。TSOを有効/無効としたときのパフォーマンスについては実際に検証を行った結果をもとに説明する。 TCPのセグメント化処理をNICで実行 初めにTSOに

    第6回 仮想マシンのネットワークI/O負荷を軽減
  • 【冗長化編4】サーバーNIC

    データ・センターでは,信頼性を高めるためにサーバーのネットワーク・インタフェース・カード(NIC)を含め,LANを2重化するケースが多い。ただ,2重化する際のNICの設定や,NICの切り替え方法,代替経路の設計を誤ると,業務の停止など大きなトラブルに発展することがある。 データ・センターは企業ネットワークにおいて,多数の拠点を結ぶハブとして機能する。このため高い信頼性を求められ,ネットワークの構築に当たっては2重化されることが多い。多くの場合は,サーバーとネットワークの接続も2重化する。 この際に注意しなければならないのがサーバーNIC(ネットワーク・インタフェース・カード)の冗長化である。サーバーが接続するネットワークの構成とサーバーNICの設定の整合性が取れていないことが原因で,トラブルに陥る例は珍しくない。 典型例が,サーバーNICをActive/StandbyのNIC切り替え方式で

    【冗長化編4】サーバーNIC
  • Linuxの起動プロセスを可視化 Bootchart | 日経 xTECH(クロステック)

    BootchartはLinuxシステムの起動時におけるシステム負荷を時間軸に沿ってグラフ化するソフトだ。プロセスの起動に伴うCPUやハード・ディスクの使用率を経過時間ごとに表示するので,Linuxの仕組みを理解するのに役立つ。起動時のボトルネックを把握する助けにもなる。 Bootchartの開発は,Fedora Core開発者用のメーリング・リストへのある書き込みから始まった。「Linuxシステムの起動時間を短縮するために,ブート時に何が起こっているのかを一覧できるチャートが欲しい」というものだ。 Bootchartを導入したLinuxシステムを起動すると,通常最初に起動するプロセス「Init」に先駆けて,Bootchartが起動するようになる。Bootchartは,Initの動作を監視し,/procファイル・システムに出力される各種システム情報を取得する。 このようにして,あるプロセスA

    Linuxの起動プロセスを可視化 Bootchart | 日経 xTECH(クロステック)
  • 日米で続々登場するクラウド基盤サービス---目次

    急速に立ち上がるエンタープライズ・クラウド市場での覇者を目指して、日米のITベンダーが続々とクラウド基盤サービスに乗り出している。ネット書店からの異業種参入で圧倒的な存在感を見せつけるアマゾン・ドット・コムを中心に、マイクロソフト、セールスフォース・ドットコム、グーグルなどの取り組みを追う。果たして日ITベンダーは巻き返せるのか。7回の連載を通じて、クラウド・コンピューティングの最前線を紹介する。 <目次> ITベンダー、アマゾン(1) ~異業種参入がIBM、MSを脅かす ITベンダー、アマゾン(2) ~低料金と使い勝手の良さを両立 ITベンダー、アマゾン(3) ~ユーザーの不満を徐々に解消 MSの次世代戦略始動 、Windowsをクラウドへ 着々と拡大する「セールスフォース連合」 グーグルとMSがデータセンター省エネ競争 日でもクラウド基盤サービス、米国勢を追撃へ

    日米で続々登場するクラウド基盤サービス---目次
  • データセンター選びのチェックポイント

    データセンター選びの基は,立地やコスト,サービス内容などを比較検討し,要件に合致するところを探すこと。経験者への取材を通して判明した,選択する上で絶対に見落としてはいけない項目から,意外な項目までを紹介する。 [設備]電力線が何あるか [コスト]月額費用をうまく値切れるか [設備]停電時に何時間自家発電できるか [サービス]すぐ横のラックを借りられるか [サービス]ゴミを捨てられるか [設備]物理的なセキュリティ強度は高いか [サービス]荷物を受け取ってくれるか [場所]近い? 遠い? 距離が問題 基準は何?データセンターの選び方

    データセンター選びのチェックポイント
  • CPU使用率からラックの電力消費量まで一目瞭然、月340円の性能監視装置

    1台当たり月額340円で利用できるシステム性能監視アプライアンスが登場する。ネットワーク設計やコンサルティングを手がけるアイビーシー(IBC)が2008年12月から発売する(写真1)。ネットワークに接続するだけで、サーバーからネットワーク機器、無停電電源装置(UPS)、ラックに至る各種機器の詳細な動作状況を監視できる。40メーカー、563種類の装置に対応する。この種のアプライアンスは珍しい。一定のサービスレベルを維持したいSaaS/ASP事業者のほか、一般企業にも売り込む。 システム性能監視アプライアンスの名称は「System Answer」。各種機器の管理情報「MIB(Management Information Base)」をテンプレート化して実装することで、きめ細かな性能監視を可能にした(写真2)。ネットワークトラフィックだけでなく、サーバーのCPU使用率、UPSの充電状況、ラックの

    CPU使用率からラックの電力消費量まで一目瞭然、月340円の性能監視装置