一部でこっそり有名な「日本時事評論」という新聞がある。「社会運動の戸惑い」をお読みになられた方はもちろんご存知だろう。あの日本時事評論である。その日本時事評論、下村文科相が「こども」を「子供」と書くように指示したことを高く評価した記事を載せている(7月19日号(第1780号))。名詞や動詞の語幹は漢字で書くのが基本であって子供と書くのが正当なんだ、子どもなどと書くのは国語破壊だとか「子ども」表記が戦後教育のゆがみの象徴だとかえらく勇ましいことをお書きになられている。 よしわかった、とりあえず日本時事評論の当該記事だけ見てみた。この人たちが言っている常用漢字表に載っている用例があるのに平仮名表記をしていないかをね。そしたらありましたよ。以下引用。 こうした不当な言いがかりに対しては、正々堂々と「漢字で書くのが正しい」「交ぜ書きこそ、国語破壊につながる」「『供』は『人と供にあり』で、『子供』表