twitterでなんどもつぶやいてるので多分知られているとは思うんですが、Web配信の技術という本を書きました。 せっかくなんで、なんでまたこんな本を書いたのかとかどういう流れだったのかみたいなのを簡単に書いてみようかなと そもそもどういう本なのか 非常にタイトルを決めるのが難しい本でした。 サブタイトルに「HTTPキャッシュ・リバースプロキシ・CDNを活用する」とあるようにいわゆるHTTPキャッシュの本なわけですが、コンテンツ配信の技術といえばCDNの印象が強く出ますし(本書はCDNの使いかたというわけではないです)、Web配信といえば動画ストリーム配信(VTuberの配信とか)を思い浮かべる人も多いと思います。 今考えればWebコンテンツ配信の技術とすればよかったかもと思いつつ、今度は長くなりすぎるのでなかなか難しいです。 ということでHTTPキャッシュを使ってWebサイトを高速化した
クレジットカード情報漏えい事故に関し,その原因の一つと考えられる脆弱性対応が運用保守業務に含まれていたか否かが争われた事例。 事案の概要 Xは,Xの運営する通販サイト(本件サイト)を第三者に開発委託し,運用していたが,その後,2013年1月ころまでに,Yに対し,本件サイトの運用業務を月額20万円で委託した(本件契約)。本件サイトはEC-CUBEで作られていた。なお,XからYへの業務委託に関し,契約書は作成されておらず,注文書には「本件サイトの運用,保守管理」「EC-CUBEカスタマイズ」としか記載されていない。 2014年4月には,OpenSSL*1の脆弱性があることが公表されたが*2,本件サイトでは,OpenSSLが用いられていた。 2015年5月ころ,Xは,決済代行会社から本件サイトからXの顧客情報(クレジットカード情報を含む)が漏えいしている懸念があるとの連絡を受け(本件情報漏えい)
2021年2月25日、Googleが3kbpsという低いビットレートでも、元音声と遜色ないほどの音質を維持できるコーデック「Lyra」を開発したと発表しました。 Google AI Blog: Lyra: A New Very Low-Bitrate Codec for Speech Compression https://ai.googleblog.com/2021/02/lyra-new-very-low-bitrate-codec-for.html ほとんどのコーデックでは音声信号をサンプルごとに圧縮して送信することで高音質を実現するモデルを使用していますが、このモデルでは低いビットレートで元の音質を再現することができません。しかしGoogleが新しく開発したモデルは、最小限のデータを使用して音声を再生成できるようになっているとのこと。 低いビットレートでも元の音質を再現できるのは、
はじめに 背景 世間一般の公開鍵暗号関連の解説書・サイトは99%あてになりませんが、一例として、とある情処対策の解説動画の添削を行います。 ※twitterで問題点を説明する機会があったので、折角なら記事として共有できる形にしようという動機からです。 対象 対象の動画は https://www.youtube.com/watch?v=rgK4FGENzMo で、2021/3/1時点の内容を元にしています。 ※後日修正される可能性もあるため。 なお、先に断っておくと、この動画が特別酷いわけではなくて、大体どれもどんぐりの背比べです。如何にみんな真面目に情報を検証していないか、ということが実感できます。 動画のスライドの添削 スライド1: ディジタル署名(~0:48) 第1段落「公開鍵暗号方式を使って」 ディジタル署名とは、公開鍵暗号方式を使ってデジタル文書の正当性を保証する技術です この表現
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