STAP細胞論文をめぐる不正問題で、理化学研究所は19日、論文の実験を主導した小保方晴子研究員(31)が退職しても、懲戒の議論をする方針を明らかにした。 【小保方氏】理研を退職 「魂の限界」コメント全文を掲載 理研は19日午前、東京都内でSTAP細胞の有無を確かめる検証実験の結果に関する記者会見を開催。坪井裕理事が質問に答えた。 小保方氏は2013年3月、神戸市にある理研発生・再生科学総合研究センター(当時、CDB)の研究ユニットリーダーに着任。弱酸性の刺激を加えるだけで細胞が初期化し、万能細胞(STAP細胞)になることを報告する論文を発表した。 その後、不正が発覚。研究不正は理研の懲戒対象に該当するため、5月に懲戒委員会が発足したが、理研は「新たな不正の指摘の調査を待って検討する」などとして、懲戒に関する議論を停止していた。しかし、19日の会見で小保方氏が提出した退職願を理研が受理