パソコン(PC)の遠隔操作ウイルス事件で、「真犯人」を名乗るメールが1日、報道機関などにまた送られ、元IT関連会社社員片山祐輔被告(32)が関与を否定していることが2日、分かった。弁護人が接見後に記者会見して明らかにした。 主任弁護人の佐藤博史弁護士によると、メールの文面を見せられた片山被告は笑いながら「自分とは違う」と否定。保釈中にタイマー機能を設定したり、第三者に送信を依頼したりもしていないと説明したという。 佐藤弁護士は「メールの内容からして、第三者が真犯人を装ったもので、片山被告が一連の事件を単独で行ったことは間違いない」と断言した。