日本オラクルの社長兼最高経営責任者に遠藤隆雄氏が就任してから、間もなく3四半期(9カ月)を経過しようとしている。社長就任会見では、遠藤社長体制による日本オラクルの位置づけを「第2巻」という言葉で表現。データベースを中心とした企業から、SOAプラットフォームやビジネスアプリケーション分野にも力を注いでいく姿勢を示した。また、この間、「Oracle Exadata」によるハードウェアビジネスにも参入。厳しい経営環境にもかかわらず、同事業の出足の良さを見せつけている。あわせてパートナービジネスの強化にも取り組み、中堅・中小企業に向けた施策強化にも余念がない。遠藤社長に、厳しい経済環境下における、日本オラクルの取り組みを聞いた。 ■ パートナーに依存するのではなく、共存共栄を目指す ―社長就任から約9カ月。この間、どんなことに取り組んできましたか。 遠藤氏 今の状況は、就任したのがいつであったのか