2010年8月16日のブックマーク (3件)

  • 為替相場:安値を競うレース  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2010年8月14日号) 経済の弱さと米連邦準備理事会(FRB)の積極策の影響で、6月からドルは下落の一途をたどっている。この先もこの流れは続くのだろうか? 今から3カ月前、欧州の債務危機で、各市場がソブリンリスクを巡るパニックに陥った時には、すべての道はドルに通じているように思えた。ドルは円やポンド、ユーロといった世界の主要通貨に対して上昇を続けていた。 どこに資金を置いておけば安全なのか、投資家たちが確信を持てない中で、世界の準備通貨というドルの役割は計りしれない強みに見えた。軒並み低迷する先進国の中では、米国経済は最も健闘しているようでもあった。ドル急騰のお膳立ては整ったかのようだった。 高騰すると思われたドルが下落の一途 だが、この急変ぶりはどうだろう。8月11日に、ドルの対円レートは15年ぶりの低水準となる1ドル=84.7円まで下落した。 対ユーロでは、1ユー

    orakio
    orakio 2010/08/16
    先進国の総需要が著しく低下し、新興市場への輸出が経済回復の最大の希望となっている現状
  • PIIGS諸国の経済構造改革は簡単ではない : Market Hack

    欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)などによる1兆ドルの緊急支援プログラムの発表、さらに欧州金融機関のストレステストと相次いでユーロを支援する材料が出たため、ユーロ危機の問題はあたかも解決したかのように言われています。 しかし今回の欧州の処方はとりあえず一番信用力のあるドイツを中心にスクラムを組むと同時に、為替を思い切りユーロ安に持ってゆくことでドイツの輸出セクターに「中央突破させる」という、言わばいちばん速効性のある処置を講じたに過ぎません。 なるほどドイツのGDPは強烈にリバウンドしています。 ドイツは欧州で最も重要な輸出の担い手です。だからユーロ安はドイツの産業にとって強力なカンフル剤でした。 そこであからさまなユーロのトークダウンが再びはじまりました。今回の理由付けは「なるほどドイツは復活している。だけどギリシャなどはぜんぜん景気の回復が見られない。だからドイツやフランスなどの

    PIIGS諸国の経済構造改革は簡単ではない : Market Hack
    orakio
    orakio 2010/08/16
    今回の欧州の処方はドイツを中心にスクラムを組みユーロ安に持ってゆくことでドイツの輸出セクターに「中央突破させる」という一番速効性のある処置を講じた。ユーロが高くなるたびにユーロのバイヤーを脅す。
  • 新天地を拓く日本企業  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2010年8月7日号) かつて日は先進国への輸出で栄えた。今、活発な動きが見られるのは別の場所だ。 日の経済産業省はこれを「新天地」と呼ぶ。日企業はようやく、新興国が先進国よりもずっと速いスピードで成長していることを悟ったようだ。時流に乗り遅れた感はあるものの、日勢は気の利いた動きを見せている。 金融情報を提供する日経済新聞社によれば、日の主要上場企業599社の経常利益は直近の四半期(4~6月期)に前期比46%増加し、約3兆8000億円に達した。これは前年同期の5倍に相当し、主に新興国での売り上げ急増によるものだった。 新興国での売り上げ増加が収益回復に大きく貢献 2009年に赤字に陥った日企業の多くは、新しい世界の中流層への販売攻勢によって命運を回復させた。トヨタ自動車は8月4日、第1四半期の営業利益が2120億円だったと発表した(前年同期には1950億

    orakio
    orakio 2010/08/16
    「質素なイノベーション(frugal innovation)」は広く受け入れられるものだ。生産拠点を海外に移し、現地調達を行うことで、日本企業は今の円高を切り抜けることができるだろう。