自慰行為は猫や犬、イルカ、馬などといった動物界全体で一般的な行動となっていますが、特に人間を含む霊長類では顕著な行動として観察されています。自慰行為は、病理学的または性的興奮に伴う行動だと考えられていましたが、進化の歴史や重要性に関する研究はごくわずかでした。しかしユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの人類学者であるマチルダ・ブリンドル氏らの研究チームが「霊長類における自慰行為は古代から続く特徴的な行動で、生殖の成功率を高め、性感染症にかかるのを防いでいる可能性がある」という研究結果を発表しました。 The evolution of masturbation is associated with postcopulatory selection and pathogen avoidance in primates | Proceedings of the Royal Society B: B
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