今の音楽業界は決してほめられた状態ではない。彼らは携帯電話での「着うた」事業がCD販売の落ち込みを支えていると言うけれど、「着うた」事業とはつまるところ、iTunes Music StoreでDRMなしで256Mbps、価格150~200円で買える曲を、主にパソコンを持たずに携帯電話に依存している中学生や高校生へ、より低ビットレートでDRM付きにも関わらず315円で売る商売である。 大人が150円で買える水あめを、子どもに向けて315円で売る紙芝居屋みたいなもので、決してほめられた商売ではない。