1冊目が校了しましたよ! 告知ですよ! というわけで、C94で『いけず石観察手帖』という本を出します! 『いけず石』とは何なのか、ちょっと説明が必要かもしれません。 細い狭い路地において、角ギリギリまで家が建っていたりする場合。自動車が曲がるときに内輪差によって家とか塀にぶつかることがあるのですね。そうしたら当然その家の人と自動車の人とでもめ事になったりするわけです。でも、それ、面倒ですし、家側が不利というか、何度も削られる可能性があるのは家側の方ですよね。 そこで京都の人は考えました。角に大きな石を置いてやろうと。そうしたら家とか塀にぶつかる前に石にぶつかる。石なら削れても大丈夫。自動車の人は文句を言おうにも、敷地内にある石にぶつかったのは100%自分が悪いのだから文句言いにくい。かくして、もめ事は発生する前に解決するのです。京都の人の奥ゆかしくも慎ましい雅な発想なのですね。よう知らんけ