「『仮住まい』が続いている状態」 「人権に関わる重大問題だ」 そう指摘される障害者の住まいについてです。NHKが全国の自治体に調査したところ、多くの知的障害のある人が原則、短期間の利用に限られている「ショートステイ」の施設に長期滞在している実態が明らかになりました。 国が目安としている年間180日を超えて利用している人は、全国に少なくとも1200人以上いると判明。 なぜ、ショートステイにもかかわらず、長期化してしまうのでしょうか? 【7月12日(金)の「おはよう日本」で放送予定】 自宅で生活ができなくなって 寝泊まりする場所を日々転々とせざるをえないという人がいました。 大阪・堺市の南田憲吾さん(25)。重度の知的障害と自閉症があります。 体を動かすことが好きで、明るい笑顔を見せる南田さんは、近所の人から「けんけん」と呼ばれ愛されてきました。 18歳になるまでは家族と一緒に暮らしていました