同性カップルを「結婚に相当する関係」と認めて、証明書を発行する条例案を全国で初めて発表した東京都渋谷区。2015年3月23日渋谷区長の桑原敏武氏が、記者会見の質疑応答部分を書き起こしでお伝えします。 ホームレスの人権を軽視していいのか 記者:私は東京会の会員の記者で、タナカと申します。東京地方裁判所は今月13日、渋谷区による野宿者、いわゆるホームレスの直接強制排除は違法だと指摘し、渋谷区は野宿者に賠償金を払えと命令する判決を出しました。 最近では水道の蛇口を閉めて、ホームレスに水を使わせなかったりもしています。水というのは生存権に関わる重大な問題です。 ここから質問です。柵を張って、水まで使わせないようにする。これは桑原市長がおっしゃった、人権とか思いやりとは矛盾しないでしょうか。お答えください。 桑原敏武氏(以下、桑原):渋谷区は毎月4回、これは区の職員が地域を回って路上生活者には働きか
![「“同性婚”条例成立への勝算は?」「従わない企業への制裁は?」渋谷区長・桑原氏が会見--質疑応答](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/526e42e9b5a3f6b49a73cff0d434fdf9125f6447/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.logmi.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2015%2F03%2Fgazou0212.jpg)