「漫画トレースもお互い様だが……」 竹熊健太郎氏が語る、現場と著作権法のズレ 気になった点にツッコミ 手塚治虫とディズニーの“パクりあい” について 先ず、手塚治虫はウォルト・ディズニーを尊敬していたことと、ディズニー絵本の模写を頻繁に行っていた事を挙げておきたい。 1949年に発表された漫画「メトロポリス」に登場するネズミの怪物「ミキマウス・ウォルトディズニーニ」はパロディである。ミキマウスの方が面白いのは確かだが、ミキマウスでなくても話は成り立つ。 一方、「ライオンキング」は「ジャングル大帝」、「アトランティス」は「ナディア」のパクリ疑惑がある。 「ライオンキング」に関しては、話の根幹が似ているか否かという問題でありパロディの問題ではない。 よって、パロディの「メトロポリスのミキマウス」とストーリーの相違が問題視された「ライオンキング」を同列に並べるのはおかしい。 「ライオンキング」に