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ブックマーク / ameblo.jp/gallina50 (1)

  • 『散歩話 第242回 「城壁と書物」(1)』

    第二次世界大戦の戦われている間、アルゼンチンは好景気に沸いていました。 第一次大戦時に続き、この大戦も中立を保ったアルゼンチンは、大量の物資を北米やヨーロッパに向けて輸出することで外貨を稼ぎ、20世紀前半の首都ブエノスアイレスは「南米のパリ」と呼ばれるほどに急速に発展していました。 この頃のアルゼンチンは「先進国」として数えられ、たっぷりと稼いだ外貨は、国内インフラの整備や社会保障に注ぎこまれ、もともと農業国としてのポテンシャルが高かったところに、さらに工業化にも着手します。 国民は、繁栄を謳歌していたのです。 ただし、一つだけ国民の心を悩ませる存在があったのです。 それは英国との関係です。 七つの海を支配する大英帝国にとって、アルゼンチン沿岸は南大西洋の要であり、現在に至るまで両国の懸案になっているフォークランド(スペイン語名マルビナス)諸島は、英国海軍の重要拠点です。 そうしたことから

    『散歩話 第242回 「城壁と書物」(1)』
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