タグ

ブックマーク / mattune.hatenadiary.org (9)

  • ラブライブ4話にみる「富野流」演出術 - まっつねのアニメとか作画とか

    今期は記事を書きたくなるようなアニメばかりで当に嬉しい! というわけで、ラブライブ4話ですよ。 3話までの京極監督の絵コンテは「これからのアニメは京極尚彦が引っ張っていくのでは?」 と思うほど、の熱意と野望に満ちた見事なものでした。 でも逆に京極監督のコンテが素晴らしすぎて、 この先、そんじょそこらのコンテマンがコンテを切ったのでは 落差がひどいことになってしまう、という懸念もありました。 しかし、そうはならないのがこのラブライブの底力なのか。 あの”富野イズム最後の後継者”渡邊哲哉さんの参戦とは! 渡邊哲哉さんはVガンダム・ブレンパワード・ターンエー・キンゲと 平成の富野作品に軒並みローテ演出家として参加し、 その下で演出を学んだ演出家だ。 私の中では、ジャイロゼッターの森邦宏監督と並んで、 富野さんの「最後の弟子」という位置づけだ。 では、ラブライブ4話の渡邊さんの技を見ていこうと思

    ラブライブ4話にみる「富野流」演出術 - まっつねのアニメとか作画とか
  • 海外同人格闘ゲーム「スカルガールズ」はやはり今石さん、吉成曜さんの影響を受けていた模様 - まっつねのアニメとか作画とか

    海外の格ゲーというと「モータルコンバット」のようなリアル系が主流な中、 カートゥーンと日アニメの融合したようなビジュアルを示した 海外同人格ゲー「スカルガールズ」 参考:http://skullgirls.com/ja/ [ 4gamerにスカルガールズの制作者インタビューがのっていたので読んでみると 4Gamer: なるほど。ちなみに日のアニメで,とくに好きなタイトルは? Alex氏: GAINAXの「フリクリ(FLCL)」ですね(笑)。 4Gamer: ああ,なんとなく分かります(笑)。では好きなカートゥーンはどうでしょうか? http://www.4gamer.net/games/173/G017316/20120713107/ やはり、と言った印象なのはライターのハメコさんも同じ。 イラストの「弟成っぽさ」もさることながら、 トレーラー映像には「吉成エフェクト」を感じさせるよう

    海外同人格闘ゲーム「スカルガールズ」はやはり今石さん、吉成曜さんの影響を受けていた模様 - まっつねのアニメとか作画とか
  • 銀河鉄道の夜とピングドラムのための走りがき - まっつねのアニメとか作画とか

    ●そもそも銀河鉄道の夜とは何か。 それは宮澤賢治が「最愛の妹」を亡くした後に その現象を描いたものである。 これが基。 賢治は妹の死後、北方へ傷心旅行を行う。 樺太鉄道を使い、「北極」の近くまで行く。 なぜか? それは彼が、「北極」こそが「天上」にもっとも近い場所だと 考えていたからだといわれている。 ただ、後述の通り、彼はキリスト教徒の天上を「南十字星」だと 考えている。 では、天上にもっとも近いのは「北極」ではなく「南極」なのでは? という無粋な考えだろうか。 ●「さそりの火」 これはそのまんまか。 リンゴの赤にも通じる。 サソリ座は銀河の中心に近いことも留意 ●サザンクロス(南十字星)と石炭袋 サザンクロスはキリスト教徒のための天上 石炭袋は輪廻のための天上 ●リンゴ タイタニック組の登場と同時に出てくる「リンゴ」 ピンドラ1話の男の子たちの会話もこのシーンでしょう。 「リンゴを分

    銀河鉄道の夜とピングドラムのための走りがき - まっつねのアニメとか作画とか
    orbis
    orbis 2012/01/05
  • アニメオタクにとって問題なのは、タコツボ化しすぎてる事じゃなくて、十分にタコツボ化してないことだと思う - まっつねのアニメとか作画とか

    なんかアニメオタクはタコツボ化してる、 みたいなことを言っているのをよく聞く。 いかにも日人的な発想だよなぁ なんつーの? 「日企業はスペシャリストよりもゼネラリストを好む傾向がある」 みたいな、ね 教科書的な分析にはそう書いてある。 その一方で、ビジネスとか自己啓発みたいなのには 「スペシャリストになれ!中途半端な器用貧乏にはなるな!」 みたいなことが書いてあるわけだ。 でさ、タコツボ化っていうのはつまりは細分化・専門化なわけですよ。 前に 「タコツボ化はネット世代の特有の現象」とか書いてるのを見たことがあるが、 意味がわからんw 世の中の学問のほとんどはネット以前から細分化の一途だろうに。 医学だって、専門はめちゃくちゃ細かくなってるし、 物理だってそう。 経済学だって、 計量経済学だの数理経済学だの環境経済学だの産業経済学だの その他、もうわからんくらい色々あるわ 学問だけじゃ

    アニメオタクにとって問題なのは、タコツボ化しすぎてる事じゃなくて、十分にタコツボ化してないことだと思う - まっつねのアニメとか作画とか
    orbis
    orbis 2011/08/16
  • スタードライバー輝きのタクト - まっつねのアニメとか作画とか

    で、karimiさんの記事で 青と赤やってるんだけど、 その点ではやっぱ スタドラの方が「シャープだったな」とは思っているんだ。 光の減法混合の三色の三人 そして この背景の「青さ」がスガタの「ここは僕の家」を表現する。 タクトの服は赤く、スガタの服は青い。 ベッドの掛け布団は青 ここはスガタの家だから そしてわれらがヒロインは 「黄色」の髪に 「赤」と「黄」のボーダーのシャツを着ている さすが さすがはワコ様 この卓シーンのべ物の「黄色」さもまた注目するところ 果物いれの中には 「赤いリンゴ」と「オレンジ」が見える で一話の敵は この緑ワカメ先輩ってわけだ。

    スタードライバー輝きのタクト - まっつねのアニメとか作画とか
    orbis
    orbis 2011/07/11
  • ピングドラムの演出を語る上でのフレームワーク - まっつねのアニメとか作画とか

    演出というものは、決して物語だの脚だの思想だのテキストだのを伝えるための道具ではない。 そこに囚われた00年代人にはピングドラムの演出について言語化するのは難しいんじゃないかと思う。 演出は感情から発され、感情を揺り動かす 忘れるんだ、物語を そこで有効なのが 「コンテ」「光」「時間」「音」 というフレームワーク ここでいうコンテというのは、絵コンテを念頭におきつつも 原義である「continuity(連続性)」の意味を多分に含む。 ざっくりとまとめれば、 「光」と「時間」と「音」の「連続性」 に注目する方法論。 例えば、簡単な「光」の話 ここ以降、 「白」のシーンと「黒」のシーンが交互に積みかねられている 音楽の特異性というのはわかりやすい、 デザインの面白さにも目が行く。 しかし、その一方でこのシーンは「光」でテンポを作っている 時間軸を作っているシーンである。 感情を揺さぶる「光」

    ピングドラムの演出を語る上でのフレームワーク - まっつねのアニメとか作画とか
  • スタードライバーに関する考察〜ヘッドはイカ刺しサムの何が気に食わなかったのか - まっつねのアニメとか作画とか

    イカ刺しサムの物語が気にわなかったがゆえにサカナちゃんを捨てたヘッド。 ここで、一度、イカ刺しサムの物語を振り返っておこう。 青文字はヘッドの発言 少年は恋をした。 そう、浜辺で出会った少女に少年は燃えるような恋をした そこは…魚の惑星 少年は腕の良い漁師だった。名前は…サム 少年サムは出会った少女と二人 ボートに乗って眩い銀河の世界に旅立つことを夢見た けれど、サムが恋したのはその少女だったのか…それとも銀河の世界だったのか 人生という冒険は続く 魚の惑星には銀河の世界へ行ける船が一隻だけあったの。 その船は王様が持っていた 王様の船か…良い船はタダでは手に入らない でもある日のこと王様がお触書を出したの 「イカ大王を倒して、その青い血を持ってきた者には 何でも望みのものを与える」と 魚の惑星には、夜になると我が物顔で暴れまわるイカの大王が居たの っても美味くないんだろうなあ… 少年

    スタードライバーに関する考察〜ヘッドはイカ刺しサムの何が気に食わなかったのか - まっつねのアニメとか作画とか
    orbis
    orbis 2010/12/08
  • 95年以前についてのメモ〜アニメバブル崩壊後について - まっつねのアニメとか作画とか

    (エピソードゼロさんの http://d.hatena.ne.jp/episode_zero/20091129 にインスパイアーされて。) 2009年の観るべき遠景は1995年ではなく、 1989年とそれ続く90年代前半じゃないかな、という話。 そのために一世代前の「アニメブーム」についてみていく。 ヤマトはヒットに時差があった。 ここでは映画の1977年を採用し、これをアニメブームの起点としよう。 1978年のTVアニメのラインナップ http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:1978%E5%B9%B4%E3%81%AE%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1 さらに 爆発の年1979へと続く。 劇場版銀河鉄道999 劇場版エースをねらえ カリオストロの城 そして機動戦士ガンダム 続々と

    95年以前についてのメモ〜アニメバブル崩壊後について - まっつねのアニメとか作画とか
    orbis
    orbis 2009/12/02
  • 夢色パティシエール1話〜けいおん〜どれみ〜富野思想 - まっつねのアニメとか作画とか

    666さんがパティシエールを薦めていたので、見てみた。 これは・・・! 俺がけいおんに求めていたものをこの1話でやりきってる! 何の取り柄もなく目標もないが良い子な姉 と しっかりものの妹 そこから姉が何かを見つける話。 けいおんが触れなかった姉妹関係の難しさとか 家族との関係とか、主人公の焦りとか、そういったものが全部詰まってる。 特に家族。 けいおんがあそこまで「家族」をオミットしたのは、 「ゼロ年代らしさ」なのかもしれないが、 「世間」のひとつとしての家族をしっかり描くことは 物語に厚みを持たせる上で非常に重要だ。 見方を変えれば、これはおジャ魔女どれみにおける 「どれみ・ぽっぷ」という対立構図でやっていたこと。 どれみは、ゆっくり「何か」を見つければいい、というところで終わったが、 パティシエールはその先の話なのかもしれない。 シリーズ構成はわかりやすく、おジャどれみの山田隆司。

    夢色パティシエール1話〜けいおん〜どれみ〜富野思想 - まっつねのアニメとか作画とか
  • 1