「ソーシャル楽器」がお目見え=ネット世界で「音の市場」創出を 「ソーシャル楽器」がお目見え=ネット世界で「音の市場」創出を 【シリコンバレー時事】自作の曲を通じ、インターネット上で友人と絆を深めよう−。電子楽器と交流サイト(SNS)機能が融合した「ソーシャル楽器」が10日、米サンフランシスコで開かれたネット検索最大手グーグルの技術者会合でお目見えした。まだ試作段階だが、開発を手掛けた日本人起業家の吉川欣也氏(43)は「双方向性を生かせるネットで、文字と映像に続く音の市場を創出したい」と意気込んでいる。 この楽器は幅約50センチ、奥行き約30センチ。3オクターブ分のピアノの鍵盤に加えて、指先で触れて操作できる横長の液晶画面と動画対応カメラが装備されている。 楽譜やコード、押さえる鍵盤の画面表示に従って練習する基本性能のほか、自作曲の演奏や歌唱シーンをその場でSNSや動画共有サイトに投稿し