創始者効果(そうししゃこうか、英語:founder effect)とは、「隔離された個体群が新しく作られるときに、新個体群の個体数が少ない場合、元になった個体群とは異なった遺伝子頻度の個体群が出来ること」を指す。生態学・集団遺伝学の用語。始祖効果(しそこうか)、入植者効果(にゅうしょくしゃこうか)とも呼ぶことがある。 創始者効果:左の円内は元になる個体群を示し、点とその色は含まれる個体とその種類を示す。左の個体群から少数の個体を取り出すと、右の小円のような新しい個体群ができることがある。 祖先となる個体群の遺伝的浮動が子孫に与える影響(創始者効果)について、1930-40年代にシーウォル・ライトによって理論的な研究が行われた[1][2]。この現象について、1952年にエルンスト・マイヤーは、「少数個体からなる新しい個体群が確立される時に、元になる個体群の遺伝的変異(遺伝的多様性)の小さな一
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