中央アジアのアラル海は、1960年の時点では世界で4番目に大きな湖だったそうだ。その後、流域の荒れ地を灌漑(かんがい)しようと、アラル海に注ぐアム川とシル川の水を大量に使ったことによって,湖への淡水流入が激減し、2007年には元の大きさの10分の1ほどになってしまったという。 Aral Sea Going Dead アラル海消失の教訓 豊かな水がほとんどなくなり、アラル海には小さな3つの湖が残された。その中の、2つの小さな湖も塩分濃度が高すぎて魚が消滅し、かつて盛んだった漁業がすたれて沿岸の街は崩壊していった。 これらの写真は、アラル海の水が大量にあった頃に使用されていた漁船が、旱魃により船底が地面につき、風化を経た現在の姿なのだそうだ。 アラル海の干上がっていく様子がよくわかる動画 Aral sea shrinking in years