週明けにも政府が全戸に2枚ずつ配布する布マスクが約5000万世帯に届き始める。マスクは1枚当たり200円程度で費やされる税金は送料などを含めて466億円。歓迎する声がある一方、家族の人数に足りないといった不満の声も出ている“アベノマスク”。批判に追い打ちをかけるように、日本中がマスクであふれかえるのは時間の問題だ。 「今週から20フィートコンテナに入れられた大量のマスクが中国から日本に輸出されています。先週まで中国は厳しい輸出制限をしていましたが、ウイルス拡散が沈静化して余裕ができたのか、“輸出解禁”にシフトしました。20フィートコンテナ1台にはマスクが40万枚近く入ります。今月中に数千万枚のマスクが中国から入ってくることになるでしょう」(ある輸入業者) 日刊ゲンダイが確認した中国から輸入のマスクの原価は1枚59円。卸業者は最低10万枚から注文することができ、送料が別途15万円程度かかる。