【ジャカルタ=一言剛之】オーストラリア・カーティン大の研究者グループは4月27日、世界最高齢とされるクモが43歳で死んだと発表した。 「ナンバー16」と名付けられた雌のトタテグモで、西オーストラリア州で1974年から観察されていた。スズメバチに刺されたのが死因とみられる。メキシコで観察され28歳で死んだタランチュラの記録を大幅に塗り替えた。 トタテグモは、巣穴を掘って入り口に扉のような覆いを作る習性があり、名前の由来にもなっている。 研究責任者のリアンダ・メイソン氏は、この長寿グモの観察を通して生態などの研究が進んだとし、英紙テレグラフ(電子版)に対し「本当に悲しい。50歳まで生きることを願っていた」とコメントした。
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