沖縄の夏といえば「ぜんざい」ではないだろうか。世間一般的に「ぜんざい」といえば、餅と粒あんが入った温かい汁物の事を指すが、沖縄の「ぜんざい」は全く違う。 黒糖で柔らかく煮込んだ金時豆にかき氷が乗った氷菓のことを沖縄では「ぜんざい」と呼んでいるのだ。店によって、押し麦や白玉だんごが入っていることもある。 この冷たいぜんざいは夏はもちろんほぼ年中販売されているし、専門店や街角の小さなパーラー、ショッピングモールのフードコート、そば屋のデザートなどありとあらゆるところで販売されていて本当にどこでも食べることができる。 そんな沖縄のソウルスイーツともいえるぜんざいをいろいろな場所で食べてみた。 まずはぜんざいの老舗有名店へ 那覇市にある「千日(せんにち)」は1952年創業で今年で70年になる老舗。 沖縄のぜんざいの発祥は不明とされているが、現存するぜんざい屋としてはここが最古の店だろう。 那覇市唯