◆巨人2―1中日(29日・東京ドーム) 巨人は中日との首位攻防3連戦の初戦を制し、1ゲーム差に迫った。先発・沢村が7回途中4安打1失点に抑え、5月20日のソフトバンク戦(東京D)以来の5勝目。自身ワーストだった連敗を「4」で止めた。打線も4回に主将・阿部が2戦連発となる12号先制2ランで援護。巨人は3連勝で貯金を今季最多の「12」とした。 感謝したいのは自分の方だった。沢村は7回途中1失点(自責0)でマウンドを降りると、好投をねぎらうファンの大きな拍手に包まれた。5月20日のソフトバンク戦(東京D)以来となる5勝目。お立ち台に上がると「ダメなときも、球場に足を運んで応援してくださったファンの方に、感謝したいです」と謙虚に勝利を受け止めた。 本当はもっと笑顔で、もっと大きな声で、喜びを伝えたかった。だが、1か月以上勝てなかった自責の念が、胸を締めつけていた。「交流戦は1勝4敗。優勝はうれ