特に理由はないけれど、何かを学びたい──。 季節の変わり目は、そうやって不意に「学び」へのモチベーションが高まりやすい傾向にある。そんな気がする。 しかしそれをネット上で表明しようものなら、辛辣な反応が返ってくることは想像に難くない。「目的のない学習意欲なんて、すぐに消えてなくなるっしょ」とか、「意識高い系は学生時代に卒業しようね」とか、「自己啓発本でも読んだ?」とか*1。 ──別にいいじゃん。意識が高くなる時期があったり、何かに影響されたりしたって。何に対しても無反応だったり冷笑的だったりするよりは、学習意欲はあったほうがいい。たとえそれが、一時的なものだったとしても。「知的好奇心」ってそういうものじゃないのん? とはいえ、一番最初の指摘は的を射ているようにも思う。学習に限らず、目的のない活動は長続きしないもの。それがよっぽど楽しくて、刺激的で、心躍る活動でもなければ、継続するのは難しい