辛い食べものを好む人が話す「辛くない」は、当てにならない。 なぜ僕は、そんな当たり前のことを忘れてしまっていたのだろうか。 考えてみれば、至極当然である。普段から辛いものを食べ慣れている彼らと、食べ慣れていない自分。両者の味覚が同じであるはずがないのだ。「このくらいじゃぜんぜん辛くないし余裕だよ〜」と話す人の「余裕」とは、「普段から食べているから」こその感覚であって、決して一般的なものではない。 なればこそ、辛い食べものを好む人の「辛くない」という感想は、絶対に参考にしてはいけない。たとえそれが、口コミサイトで評価を集めているコメントだったとしても、である。なぜなら、「評価を付けている人たちも辛いものが好きである可能性が高い」からだ。 そう、スタンド使いが引かれ合うように、辛いもの好き同士は引かれ合う。 そして僕ら素人は、スタンド使い同士の戦いに割って入ることなどできない――。そんなことを
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