「この大学はディプロマ・ミル(学位工場、学位商法)ですか?」こんな問い合せをたまにいただくことがある。 アメリカでは政府公認の認定団体から認定を受けないまま運営されている大学、あるいは認定団体を独自に作り自分たちの大学を認定する大学が存在する。キャンパスもなく、授業も受けずに、お金を支払うだけで学位を取得できることから、学位商法と呼ばれているのである。 日本以上に学歴社会のアメリカでは、管理職への昇進に学位が求められることが多く、トップへと登りつめるにはMBAの取得が事実上必須。そのため、ディプロマ・ミルから学士を取得する人が増え、社会問題となっている。 しかし、ディプロマ・ミルのみならず、認定を受けた大学機関でも品質面で物議をかもしだしている学校もある。ニューヨーク・タイムズ紙が今年2月11日の一面で、大学の品質面で疑問を投げかけたフェニックス大学はその一例といえるかもしれない。 米
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