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ブックマーク / www.isad.or.jp (3)

  • 消防防災科学センター

    1.はじめに 消火活動や救助活動において、消防隊員は予測していなかった事態に遭遇し、危険な状況に陥ることも考えられる。また、消火活動や救助活動における肉体的、精神的な負担は大きい。一方、ロボットは自立的に機能する、あるいは遠方から操縦することが可能であるので、消火隊員や救助隊員を危険な環境下へ進入させずに活動を行うことができる。また、消防隊員に替わって作業を行うことにより消防隊員の負担軽減を図ることができる。したがって、消火活動や救助活動はロボット開発に最適な対象の一つといえる。 いくつかの消防部ではロボットが実戦配備されている。日は世界的にも多くのロボットが消防署に配備されている。ロボットというよりはむしろ遠隔操作機械が適切かもしれないが、広義のロボットの範疇には入るものといえる。稿では、現在、消防部が所有し配備しているロボット、また、配備を目的として開発を進めているロボットを紹

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    1.地震災害におけるロボットの適用 南海・東南海地震が30年以内にM8以上の規模で発生する確率が50〜60%、それによる死者数が万人を超えると予測され、地震災害に対する対策の必要性がますます高く認識されるようになってきている。大規模な震災に対処するための消防力の強化は、その中でも最も重要な項目のひとつであろう。 ロボットに代表されるメカトロニクス技術は、現在の高度救助資機材をさらに高性能で使いやすくするために不可欠の技術であり、現場における救助能力の拡大、効率化、二次災害の防止に大いに貢献すると期待される。ロボットといっても、人間型ロボットが自律行動によって救助を行うというのは子供アニメの世界であり、あくまでもここで解説するのは消防隊員が使用する資機材のである。そもそもメカトロニクス技術は、機械と電気と情報処理の3つの技術を融合したものであり、たとえばファイバースコープなどもメカトロニクス

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