独特な風貌が警戒心をほぐすのだろうか。気づくと相手の懐に入っている。不細工とも称される容姿は、芸人として大きな武器だ。 埋もれた名産をPRしたり、100歳のお年寄りと友達になったり、子役タレントを遠足に誘ってみたり。ちょっとしたいいことをしてみようという番組(金曜後7・54)で、岡村隆史とともに司会を務める。 少子化を防ぐため、もっと子供を産んでもらおうという「日本子だくさん計画 幸せの黄色いハンカチ」コーナーなどでは、ロケにも出る。「ええことをしたというより、させてもらった。その人の思い出に入り込めたなって実感している」と話す。番組の狙いと人柄が、ぴったり合っている。 「ハンカチ」は、帰宅前の夫から妻に「もう一人子供がほしい」と連絡し、OKなら家の前に黄色いハンカチを掲げてもらおうという企画。恥ずかしがって協力してもらえないことも多い。その場合、ロケの合間に「ホンマ、協力してもらえないか