細川家に伝わる文化財を保管・展示する永青文庫(細川護熙理事長)などは21日、性愛を描いた江戸時代の美術作品を集めた「春画展」を9月から開催すると発表した。同文庫によると、春画だけを集めた展覧会は海外での例はあるものの、日本国内では初めてという。 鈴木春信ら浮世絵の大家や徳川将軍、大名家に仕えた狩野派の肉筆画のほか、喜多川歌麿、葛飾北斎の版画なども展示。2013〜14年に大英博物館で開催された展覧会の出品作を中心に、国内の所蔵者にも呼び掛ける。 展覧会は9月19日から12月23日まで東京都文京区の永青文庫美術館で。18歳未満は入館禁止。