文 木村綾子 「人と人との関わりに苦手意識を持っている」「自分は人見知りだ」と感じている方も少なくないはず。文筆業のほか、下北沢の書店「本屋B&B」スタッフとして人と本をつなぐ活動もされる木村綾子さんは「読書は人付き合いにどこか似ている」と語ります。 今回、りっすんでは木村さんに「人見知り」な自分と向き合うとっかかりとなるような、人間関係に対する発想を転換させる作品たちについて自身の視点や経験を交えながら紹介いただきました。 ***はじめまして。木村綾子と申します。昔から、本が好きで読みつづけています。好きで読みつづけていたら、いつからかそれだけでは足りなくなって、人に紹介したくなったり、自分でも書いてみたくなったり、本と人とが出合う場所ーー本屋、に強く惹かれるようになっていました。 私はいま39歳で、ありがたいことにその全てを仕事にできています。 コラムや書評などの文筆業、下北沢「本屋B