赤ちゃんを寝かしつけようとしても、なかなか寝てくれない。やっと寝ついたかなと思ってもベッドに置いた途端、泣き出してしまう――。 多くのママやパパが経験するこんな悩みの一番の解決方法は、「泣いても放置すること」であることが、オーストラリア・フリンダーズ大学小児医学のチームの研究で明らかになった。米の小児医学誌「Pediatrics」(電子版)の2016年5月24日号に発表された。 結局「寝るまで待とうホトトギス」だった? 赤ちゃんは、その子によって寝つきやすい方法があるし、必要な睡眠時間がまったく違うため、寝かせ方は親によって様々だ。たくさんの方法があるが、研究チームは豪州や米国で一般に推奨されている代表的な2つの方法を比較することにした。「泣いても寝るまで放置する」(graduated extinction)と「寝かせる時間を徐々に遅くし眠り込ませる」(bedtime fading)である