⑪『450曲全部、自分 ‐作詞家・広井王子‐』 自分で作った会社(レッドカンパニー=2000年レッド・エンタテイメントに移行)を、自らの意思で辞めた広井さん。その理由はどこにあったのでしょうか。 「笑いながら倒れていたスタッフがいた」というサクラ大戦制作時のエピソードを皮切りに、広井さんの話は徐々に会社というもののあり方の話へとスライドしていき、やがて働くということ、そして作品づくりの本質を問うような道程へと進んでいきます。 そこには、経済的な成長を前提とした、いわゆる現代資本主義的な考え方とは違った価値観と、そして働き方、会社というもののあり方への、本質的な問いかけがありました。