2011年9月29日のブックマーク (7件)

  • 「セールスフォースのサーバは全部で3000台」「間違ったクラウドには気をつけろ!」とベニオフ氏

    セールスフォース・ドットコムのCEO マーク・ベニオフ氏は、約7万7000の顧客が利用する同社のクラウドを構成するサーバが、合計で約3000台であると、6月22日(日時間で6月22日深夜)に米サンノゼで行われた同社のイベント「Cloudforce 2010」の基調講演で明かしました。 2009年3月に行われたアナリスト向けの情報では、同社が抱えるサーバの合計は約1000台だとされていましたから、この1年で3倍に増えたことになります。 ベニオフ氏は、わずか3000台、しかも半分はディザスタリカバリ用の待機サーバであり、この少ないサーバ台数で7万7000社の顧客が利用するシステムを稼働させている同社クラウドの高い効率性を基調講演で次のように紹介しています。 クラウドなら3000台で数十万台分の働きをする 「先日、友人でもあるマイクロソフト役員のクレイグ・マンデイと話をしたんだ」 「われわれに

    「セールスフォースのサーバは全部で3000台」「間違ったクラウドには気をつけろ!」とベニオフ氏
  • 知られざる「マルチテナントアーキテクチャ」(3)~スキーマとメタデータの謎 - Publickey

    セールスフォースが採用しているマルチテナントアーキテクチャでは、すべてのユーザーが同一データベース、同一スキーマを共有しています。 では、個別に入力項目を増やすようなスキーマの変更を伴うアプリケーションのカスタマイズや、新たなテーブルを作成してそこに独自データを保存するようなアプリケーションの新規作成はできないのか? といえば、そんなことはなく、セールスフォースが提供するプラットフォームの上で、自由に項目の追加や新しいテーブルの作成が可能です。 全ユーザーでスキーマを共有しながら、しかし個別のカスタマイズを許容する。この一見矛盾する要件を、セールスフォースはどのように実現しているのでしょうか? (エントリは「知られざる『マルチテナントアーキテクチャ』(2)~スケーラビリティのカギは組織ID」からの続きです。) 公開されているスキーマを見てみる ユーザーがスキーマを変更したり、新規テーブル

    知られざる「マルチテナントアーキテクチャ」(3)~スキーマとメタデータの謎 - Publickey
  • 知られざる「マルチテナントアーキテクチャ」(2)~スケーラビリティのカギは組織ID

    セールスフォースが採用しているマルチテナントアーキテクチャでは、すべてのユーザーが同一データベース、同一スキーマを共有しています。これによってインフラの共有が容易になり、非常に効率的な運用と低コストを実現しています。 (エントリは「知られざる『マルチテナントアーキテクチャ』(1)~SaaSはみんな同じではない?」からの続きです。) しかし、それだけではスケーラビリティやアベイラビリティを実現することはできません。それらの実現には別の技術が併用されています。それはOracleのパーティショニング機能とパラレル機能による分散処理です。 パーティショニング機能の話をする前に、セールスフォースが採用しているデータベースの特徴を見てみましょう。 すべてのデータに振られる組織ID セールスフォースはすべてのユーザーが1つのデータベースを共有するマルチテナントアーキテクチャを採用しています。ということ

    知られざる「マルチテナントアーキテクチャ」(2)~スケーラビリティのカギは組織ID
  • 知られざる「マルチテナントアーキテクチャ」(1)~SaaSはみんな同じではない?

    クラウドが備えるスケーラビリティやアベイラビリティ、そして膨大な処理能力を実現する技術として、MapReduceやキーバリュー型データベースが注目を浴びています。「リレーショナルデータベースはもう古い」という人さえいるほどです。 ところが、そんな話題の新テクノロジーに背を向けて、既存技術であるリレーショナルデータベースを核にしつつクラウドを構築し、絶大なスケーラビリティと信頼性を実現している企業があります。セールスフォース・ドットコムです。 彼らはMapReduceもキーバリュー型データベースも使わずに、どうやってスケーラビリティや信頼性を備えたクラウドを実現しているのでしょうか? 同社が公開している情報はそれほど多くないのですが、それらをつなぎ合わせて見えてきたいくつかの技術的な仕組みを、何回かに分けて紹介したいと思います。 Salesforceはどれほどスケーラブルか 同社のクラウドが

    知られざる「マルチテナントアーキテクチャ」(1)~SaaSはみんな同じではない?
  • セールスフォースのアーキテクチャ(シングルコード編)~ セールスフォースの内部コードで見る、過去との互換性をどう保つか

    セールスフォースのアーキテクチャ(シングルコード編)~ セールスフォースの内部コードで見る、過去との互換性をどう保つか 米国の計算機学会として知られるACMが主催したクラウドコンピューティングのシンポジウム「ACM Symposium on Cloud Computing 2010」(ACM SOCC 2010)が6月10日、11日にインディアナ州インディアナポリスで開催されました。 基調講演で行われたセールスフォースのアーキテクチャの解説を紹介しています。 (この記事は「セールスフォースのアーキテクチャ(マルチテナントデータベース編)~ Flex Schemaとオプティマイザ」の続きです) シングルコードベースをいかに維持しているか クラウドのすべてのテナントが同一バージョンのコードを利用する「シングルコードベース」を、セールスフォースはつねに維持しようとしている。そこには大きなメリット

    セールスフォースのアーキテクチャ(シングルコード編)~ セールスフォースの内部コードで見る、過去との互換性をどう保つか
  • セールスフォースのアーキテクチャ(マルチテナントデータベース編)~ Flex Schemaとオプティマイザ

    米国の計算機学会として知られるACMが主催したクラウドコンピューティングのシンポジウム「ACM Symposium on Cloud Computing 2010」(ACM SOCC 2010)が6月10日、11日にインディアナ州インディアナポリスで開催されました。 基調講演では、セールスフォースのアーキテクチャの解説が行われました。複数の利用者のデータを1つのデータベースに格納しているセールスフォースのクラウドでは、どのようなデータベース構造で、また検索のオプティマイズなどはどうしているのしょうか? (この記事は「セールスフォースのアーキテクチャ(物理アーキテクチャ編)~ Podによるスケールアウト」の続きです) マルチテナントとしてのデータベース構造と最適化 セールスフォースの内部でOracle RACを使っていることは説明したが、すべてのユーザーが共有するデータベースで、どのような構

    セールスフォースのアーキテクチャ(マルチテナントデータベース編)~ Flex Schemaとオプティマイザ
  • セールスフォースのアーキテクチャ(物理アーキテクチャ編)~ Podによるスケールアウト

    米国の計算機学会として知られるACMが主催したクラウドコンピューティングのシンポジウム「ACM Symposium on Cloud Computing 2010」(ACM SOCC 2010)が6月10日、11日にインディアナ州インディアナポリスで開催されました。 基調講演には、グーグル、Facebook、セールスフォース・ドットコムというクラウド業界のトップベンダーが登場し、それぞれのクラウドについて語るという内容でした。ここではその基調講演から、セールスフォース・ドットコムのRob Woollen氏による同社クラウドのアーキテクチャの解説を紹介します。おそらくこれまででもっとも詳しく、同社のクラウドアーキテクチャを解説したものになっています。 セールスフォースのマルチテナントアーキテクチャとは Rob Woollen氏。講演タイトルは「Inside Cloud:Salesforce.

    セールスフォースのアーキテクチャ(物理アーキテクチャ編)~ Podによるスケールアウト